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洋酒スナック「エデン」のマスター石橋覚さん

洋酒スナック「エデン」のマスター石橋覚さん

ここがおすすめ!


福井県小浜市に、県内最古のバーがある。
1965年創業、洋酒スナック「エデン」。 


「この地に店を構え、54年の歳月が流れたね」と話すのは
"イーさん"という名で親しまれている、マスターの石橋 覚さん(79歳)。 


バーテンダーユニフォームをぴしっと着こなし、
機敏にシェイカーを振るその姿は「生涯現役」という言葉がしっくりくる。
イーさんは若い頃から、お酒を全く飲まないバーテンダーでもある。


彼から学ぶことは多い。
「エデン」はまず、よほどの勇気がない限り入りにくいと感じる小さな小さなお店だ。
しかしながら一歩中へ入れば、「遠いとこから、来なったんやろ?」と
一見にも、ご常連と分け隔てなく、接してくれる。
そのホスピタリティに、旅人は癒され、地元の老若男女とともに酒を酌み交わすのである。


 「夜の仕事に就き半世紀以上」と笑うイーさんは、健康にも人一倍気を使う。
年に3〜4回、自身がチームリーダーとなり小豆島へお遍路の旅に出ておられるのだ。


仕事を進めていくうえで、まず健康ありき。そして精神力や集中力、
何事にも動じず平穏な気持ちを持つこと、それらの大切さを
イーさんとのコミュニケーションのなかから日々、学ばせて頂いている。

 

洋酒スナック「エデン」

https://kaorin15.exblog.jp/24309885/

神谷利男さん

神谷利男さん

ここがおすすめ!

神谷利男さんの本業は、アートディレクターです。
主に商品(食品)のパッケージデザインが多いのです。

その一方、万年筆愛好家で万年筆で描くことを推奨するグループ、万年筆「ペンPEN草」をSNSで運営し、定期的にグループ展を開催しています。

アートディレクターでイラストレーターでもある神谷さん、スケッチから始まり作品までうまく描くことは当然なのですが、モノを見る視点のユニークさ。特技でもあるモノがいつの間にか万年筆の一部になっている作風はさすがだと驚いてしまいます。

また神谷さんのノートを見たことがあります。筆記具は万年筆、そこ描かれたスケッチ、綴られた文章の素敵さ。手で書くことがいかに楽しく、かつ大切であるかを知らされたのでした。

http://kamitani-design.com/profile


 


山岡國男さん 「大國屋」主人

山岡國男さん 「大國屋」主人

ここがおすすめ!

京都・錦小路に「大國屋」という店を構える山岡國男さん。

ここは鰻を中心に川魚を扱う店である。

店頭にはタレ焼きされた鰻が並び、店内の炭床では串刺しされた鰻を焼く姿が見える。そこから香ばしい匂いが流れだし、胃袋に刺激を与えてくれるのだ。

「草喰なかひがし」を始め、京都の飲食店のご主人が山岡さんをたよって仕入れにやってくる。店内の奥にはコーヒーを供するスペースもあり、そこで濃密な情報交換がされることも多い。

 

また山岡さんは「器覚倶楽部」という陶芸作家と料理人をつなぐ会を長年主宰し続ける。料理屋の知人から、コーヒーに合う和の器がないか?と相談を受け、その頃よく遊んでいた若手の陶芸家を紹介したことがきっかけでした。「陶芸家と料理人を集めて交流をすれば、もっと両者にとって新しい発想が生まれるのではないかと思ったのです」と、山岡さんはこの会が発足したきっかけを話す。1986年のことだ。現在2ヶ月に一度の「食事会」と数年に一度開催される「器の企画展」が主な活動となる。「食事会」の設定から案内まですべて山岡さんが手配する。毎回テーマをもっての食事会では、メンバー同士の活発な意見交換が行なわれ、料理人にも刺激的な会合となっている。

食材を扱うだけにとどまらず、情報の交流を続ける山岡さんに対する料理人の信頼と支持は大きい。

 

「大國屋」

京都市中京区錦小路通富小路西入ル東魚屋町177-2

075-221-0648

佃 達雄さん 「古美術 佃」主

佃 達雄さん 「古美術 佃」主

ここがおすすめ!

三和土には中世のタイルが敷かれ、奥は茶室となっている。

土曜日の午後のみ「古美術 佃」は木の扉を開く。

そこの主・佃達雄さんは「どうせ開けておいても、人はこられないから」とつぶやく。

見えるところにはわずかな器が居心地良さそうに並ぶ。

主は、それについて説明することはなく、質問があれば適確に答えてくれる。

何度か足を運ぶと、箪笥や飾り棚の引き出しを開け、中から気に入った器を取り出し、主と会話をする。

その器の話から「この器ならヌタなんか盛り込むといい」など、料理の世界にどんどん話題は展開してゆく。

十年近く前のこと。主を含め数名で料理屋で一緒に食事をしたことがある。

食後、佃さんは、その店の器について言葉を発した。骨董も加えたほうがいいという主旨であった。そして数日後、佃さんから貴重な器が届いたと料理人から聴いた。

こんな佃達雄さんに会いたいと、ときおり思い出し、土曜日の午後のひととき京都に足を運ぶ。



京都市中京区寺町竹屋町東入128
075-231-3812
土曜日午後1時?6時



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