2007年03月10日
「春知」 奈良・生駒 蕎麦
「春知」という蕎麦屋。
大阪の谷町6丁目から堂島を経由して奈良県の生駒に移転したのが一昨年。
第二阪奈道路・壱部出口からクルマで約10分。
山道を登ると古民家が見えてくる。いかにも手作り感あふれる雰囲気が漂っている。
「古民家みたいなエエもんやないんです。ボロ家がテーマです。谷町のときも堂島のときも、そんな感じに作ってました」と主の高本正光さん。
このざっくばらんなノリがいいんです。
蕎麦といえば蕎麦道を追求というスタイルも魅力だが、
もっと身近で気軽にという感覚も大事にしたいようだ。
昼のみの蕎麦会席「金剛」(2500円)を頂きました。
↓食前酒は蕎麦のパパド(蕎麦の天ぷら)と蕎麦風味の柚子茶。
↓前菜の盛り合わせ
よもぎの蕎麦豆腐
桜海老の蕎麦チップと自家製チーズ
菜の花と雲丹とろろ蕎麦茶和え
竹の子の木の芽蕎麦味噌焼き
お造り(サーモン、クエ、カンパチ)
サラダ仕立てと蕎麦ドレッシング
一つひとつ凝った調理で、細やかな味付けも見事でした。
↓鍋物が地鶏のすき焼き仕立て。
地鶏のしっかりした歯ごたえに味わいなど小鍋ながら、鶏を堪能。
↓蕎麦がき
炙り蕎麦がきで、香ばしさが通常の蕎麦がきとは少し変わり、興味を惹かれた。蕎麦がきはまだまだ幾多の調理法が生まれるかも。
↓十割蕎麦
ざるでペロリと平らげる。喉を通りすぎたあと、鼻孔にぬける蕎麦の香りが印象に残る。やっぱり締めはざるですね。
↓デザートはさくらの蕎麦羊羹。
さくらの香りがかすかかに漂い、うっとりである。
手間暇かけたコース仕立てであることを実感。週末だけでなく平日も予約が必要というのも理解できる組み立てである。
昼間のひととき、ほんとのんびり。
いい時間の流れと空間。自宅近くであれば週に一回という感じ。
春知
奈良県生駒市大門町555
0743-76-7674
投稿者 geode : 07:55