2007年07月25日
「一碗水」 大阪・本町 中華
大阪堺筋本町の中華料理「一碗水」。いまもっとも関西で注目度が高い料理店の一軒。
客席はカウンター12席のみ。そこで南茂樹さんはたった一人で、料理はもちろんのことサーブまでこなす。とはいえ、一人というのがすごいというのではなく、繰り出される料理が常に刺激的なのである。
南さん、6月は中国本土に20日間ほど滞在。家常料理をしっかり食べてきたとか。
研究熱心な料理人なんです。
付き出しですが
枝豆の紹興酒風味
空豆
ついで
茄子の揚げ浸し
青唐辛子風味
茄子の甘みにピリッとがいいアクセントで
蒸し鶏とクラゲのマスタード風味
トマトの甘酢、ふくろ茸、花椎茸
ふくろ茸はオイスターソースで
鱧の湯引きのにんにく風味
これもピリリが利いています。
甲イカの酸辣湯(スーラータン)
酸っぱい辛いですが、塩分もしっかり。
これでまた食欲がみなぎるのです。
愛知県鰻の唐揚げ
唐辛子の揚げ物風味
鰻はすっきり。
あわびの蒸し煮、アスパラガスに髪菜
あわびには隠し包丁が。
伊賀豚の蓮の葉包み(写真二枚です)
皮付きバラ肉をスモーク煮してから。トロリとした食感もたまりません。
稚鮎のマリネを添えたそば
あわびの肝と蓼のソース
これは唸ります。幾つもの味の重なりが見事です。
れんこん餅
れんこんのデンプンをつかった蓮の実ゼリー
にがうりのシャーベット
ほどよい甘みと苦味、素晴らしい。
7月の「一碗水」です。
いま発売中の「dancyu」で「一碗水」のこと書いております。
このような中国料理店が大阪に増えてきているのがうれしいです。
一碗水
大阪市中央区安土町1-4-5 大阪屋本町ビル1F
06-6263-5190
投稿者 geode : 01:37