2007年12月26日
「BOCCIO」 大阪・南船場 イタリア料理
このところ大阪は新店ラッシュである。それもフレンチ、イタリアンが目立つ。
大阪・南船場といっても堺筋に近いところのビルの2階にこの秋オープンした「BOCCIO」。ここは元「ラ・トォルトウーガ」のメートルドテルであった地頭方範宏さんと奥さんのイタリア料理店。
奥さんは元「イル・チプレッソ」で料理を作っていた女性。つまりマダムが調理場を担当し、旦那がフロアを見るというスタイル。
地頭方さんは「ラ・トォルトウーガ」を辞してから京橋の「うずら屋」などで手伝いをしながら市内の物件をかなりの数、歩いたという。「不動産屋さんより詳しくなったかもしれません。住所を聞くと、あの物件と分かるくらいでしたから」と苦笑混じり。
ビルの2階。しかも1階もイタリアンである。「オーナーさんがやっておられる店なんですが、ビルが盛り上がればいいということで貸してもらえました」と。
こぢんまりした空間だが、地頭方夫妻の優しい雰囲気が店全体を支配している。
そこで選んだメニューは、
藤沢かぶと柿のサラダ生ハム添え。この藤沢かぶは山形県の庄内から。庄内といえば「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフがいる。奥田さんの著作を読み感動した地頭方さんが手紙を書き、付き合いが始まったという。その縁でいろんな食材が庄内から届くようになった。かぶは甘さが、瑞々しく濃厚。
パンもなかなか美味です。
イタリア産水牛のモッツアレラと自家製オイルサーディン。これも野菜の凝縮した味わいが、力強く舌を刺激し、胃袋までその感動が続く。オイルサーディンの適度な塩分も見事です。
タヤリン サツマ赤貝とあさり赤ネギソース
赤貝とあさりは濃縮した味。これに負けないタヤリンの粉の味。その二つが拮抗するように皿の中で暴れ回る。そのコントラストと一体感が面白い一皿。
ボッリートミスト。
イタリア風おでんというかフレンチではポトフ。庄内豚のハラミにバラ、牛のカタに自家製ソーセージ。肉類も旨いのですが、これはやはりスープが醍醐味。しっかりお腹に収まってくれました。
デザートは
セミフレッドとチョコレートです。
少し厨房をみせてもらったのですが、コンパクトにまとまっており非常に仕事がしやすい環境でした。女性シェフの進出は、かなり多くなるという気がする。
外観ですが、右の2階が「BOCCIO」。
BOCCIO
大阪市中央区南船場2丁目2−21
Life&Designビル2F
電話:06−6260−0055
12/25付、門上武司研究所サイトに
☆『海外通信』 Torino通信 Vol.4
年末年始はアウトクトノで酔いしれたい。いや、一年中
12/21付、
☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.4 「Japanese Sparkling Delaware(ジャパニーズ スパークリング デラウェア)
KING SELBY(キングセルビー)」
アップしました。↓
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投稿者 geode : 01:36