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2011年11月11日
「日本料理 子孫(こまご)」 兵庫・甲陽園・日本料理
久しぶりの「子孫」です。
11月7日。
到着し献立をみると「松葉蟹」の文字が目に飛び込んできたのです。
女将さんが
「昨日、解禁になりまして、今日からお出ししています」と。
すっかり忘れていた、と、いうことです。
先付は
セコガニ 独活 内子外子和え 菊花 大黒しめじ。
大黒しめじの味わいが印象に残っています。
煮物椀は
木の葉身蒸 銀杏芋 人参大根線 柚。
しっかり蟹を感じます。出汁もしっかりです。
造りは
平目、烏賊、よこわ、紅菊、寿海苔、紅白より、山葵、梅肉、醤油。
烏賊のねっとりした味わいが素敵です。
飯蒸は
穴子銀杏つと蒸し。
なんとも、つとは懐かしくもあり可愛い形状です。
穴子と銀杏の相性もいいです。
八寸は
うずら温泉玉子 イクラ醤油漬
人参大根膾
胡麻和え(ほうれん草、胡桃、干ぶどう、大徳寺麩)
黒豆汲み上げ湯葉、雲丹
鯖寿司、唐墨大根、銀杏。
視覚的にも美しく、季節感たっぷり。
「子孫」の特徴の一つでもあります。
焼物は
まながつお幽庵焼 千枚漬。
シンプルですが、王道の味。
強肴は
柿胡麻だれがけ 鴨ロース 舞茸。
鴨ロースがさっぱりです。
箸休
カニ味噌すり流し なめ茸。
ここで気分が変わります。
鉢物
扇面蕪 鮑 水菜 柚。
しっとりとした味わい。
御飯は
松葉蟹ご飯。
浜坂で上がった蟹が一杯入っています。
開けるなり、蟹の香りが漂ってきます。
水物は
洋梨 マンゴー 葡萄 苺 ワインフローズンです。
菓子は、
麦きんとん。
最後は、
薄茶でしまります。
凛とした佇まい。
料亭の風格を愉しみました。
日本料理 子孫
西宮市甲陽園本庄町5-21
0798-71-1116
最新刊のお知らせです。
門上が「あまから手帖」で連載中の「僕を呼ぶ店」が
「門上武司の僕を呼ぶ料理店」という単行本となりました。
投稿者 geode : 00:56