2007年08月09日
「ラ・ベカス」 大阪・淀屋橋 フランス料理
大阪のフランス料理界にあって最も安定した料理を供する一軒。
オーナーシェフ・渋谷圭紀さんの考えがすべてに現れている。それは料理だけでなく、器や内装にいたるまで渋谷さんのイズムで統一されています。数年前四つ橋から淀屋橋に移転、面積は二倍半になったが客席は変わらないというのが、いかにも渋谷さんの思いを象徴している。
平日のランチに男性3人で出かけたのですが、他に男性はその人のみ。あとはすべて女性というパワー。
一皿目は
帆立貝のガスパッチョスープ
帆立の貝柱を軽くソテーして、あとはスープで食べる。この酸味と貝柱の甘みは絶妙なハーモニーを奏でるのです。夏を印象付けるスターターです。
パンがおいしいのが高級店。
鯖のポワレ ミネストローネ仕立て
付け合わせのパスタにはナスやトマトが入る。鯖は質のよさが際立つんですが、いくつもの素材が一皿に同居するので、全体の印象がピタッと決まっているのが渋谷さんならでは。
仔牛のレバーステーキ ヴィネガーソース
ややねっとりとした食感が魅力的。臭みは一切なく、むしろミルキーな感じがつよくシェフの優れた技に感心します。
デザート
桃のスープに ジュンサイ
キャラメルのアイスクリーム
クラフティ
店内を流れる空気感。大人の雰囲気が漂っている。これは関西でも貴重な空間といえるのです。
ラ・ベカス
大阪市中央区高麗橋4-6-2
銀泉横堀ビル1F
06-4707-0070
投稿者 geode : 01:22