2007年10月19日
「魚津屋」 京都・御前高辻 日本料理
京都で季節毎に訪れたくなる料理店。その一軒に御前高辻の「魚津屋」があります。ホントに目立たない灯りがひとつポツンと点ります。
その文字を見ると、この季節なら○○という気持ちが、こみ上げてくるのです。
秋の始まりというか・・・やはりここの鱧のしゃぶしゃぶが食べたくて予約をしました。
とにかくうまいモノがとんとんと出てきます。
てっぴとクレソン。
この淡い感じがいいのです。
冷製トマトのスープにトマトです。
同じ素材を種々の姿で供するのが、ご主人の得意技です。これも季節毎に登場です。
タコとしょうがです。
このしょうがが利いています。
三度豆
この潔い姿。さらりと粋です。
いわし、穴子、キス
これも焼き物三種盛りですが、爽やかです。
にんじんとにんじん葉の和え物
これも同種のバリエーション。白和えが見事です。
黄ニラと豆苗
胡麻がぷちりといいアクセントです。
フグがでてきました。
おくらと大根おろし
箸休めです。
レンコンと赤こんにゃく
ここですっとこのような料理を出すのが真骨頂ですね。
そしてウニとあわび、その肝。
これはお酒を呼ぶ料理です。ガツンです。
鱧しゃぶのお出ましです。
しゃぶしゃぶはご主人がタイミングを計って、僕達の器に入れてくださいます。この出汁の酸味がすばらしいのです。肝も入ります。
豆腐なんです。
鱧のだしで、豆腐を食べます。
だしがたまらなくうまいのを実感ですね。
ごはんは
イクラの醤油つけごはんです。これはプチプチではなくむしろしっとりとした歯応えが見事です。
香の物は
茄子とキュウリです。
締めの果実は
無花果。
冬はカニ、春の一瞬は花山椒の鍋、夏は鱧と。
器もごくごく当たり前のように使ってありますが、渋い作家ものが多いです。常連度は非常に高いです。でも、ご主人夫妻の話を聞いているだけでも楽しいです。
魚津屋
京都市中京区御前高辻
075-312-2538
※門上武司「食」研究所サイト上にて
☆『海外通信』 Torino通信Vol.2「クリスマスが待ち遠しい!」
☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.1「五月長根葡萄園2006 エーデルワイン」
を公開中。↓
http://
www.kadokami.com/
投稿者 geode : 02:18