2007年10月23日
「初めての書評」
今日は、お知らせです。
現在発売中の「週刊現代」で書評を書きました。これは初めての経験です。
オーダーをいただいたのは、なにわ料理の研究家にして、なにわ料理を推進されてきたかつて「喜川」や「天神坂上野」のご主人であった上野修三さんの「なにわ大阪 食べものがたり」です。
大阪固有の食材を通して「大阪食の歳時記」というスタイル。全編、上野修三さんが喋るように大阪弁で書かれています。
しかし、単なる食の歳時記に終わることなく、食に対する真摯な姿勢が、じんわり伝わってくるのです。そして、食の未来にまでスポットを当てた記述は、見事なモノです。
さて、その著作をいかに評論するのか。
書評となれば、まず内容を簡潔の伝える必要があります。加えて読み処を紹介しなくてはなりません。しかしです。それで終わってしませば、単なる紹介文です。
そこに筆者の視点を、いかに盛り込むのか、これが問題です。誉め称えるのは、比較的容易いことなのです。それに加えて、筆者の思いが入り込みスパークしてこそ、読み物として成立するのです。
悩みましたね。ホント!こちらの技量を計られているようなものですから。
最終的には、大阪弁と言葉ということをポイントとして書き上げました。
是非とも「週刊現代」の書評のページを読んでください。よろしくお願いします。
※本日10/23、門上武司「食」研究所サイト上に新コンテンツ
☆今月の「学会」レポート 2007年9月度
2007年9月度「第57回 福臨門酒家 大阪店」アップしました。
その他、
☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.1「五月長根葡萄園2006 エーデルワイン」
も公開中。↓
投稿者 geode : 01:51