2008年01月07日
「長竹」 京都・先斗町 茶店
今年のおせちは西洋料理が結構多かったし、二日の夜も「Maekawa」とフランス料理。
というわけでもないのですが、先斗町の「長竹」がおせちを献立に加えていると聞いたので、お茶を飲みがてら出かけたのです。
大きな器に煮染めが入っています。
薄口に仕上げられた数々。一つひとつの味がくっきりと輪郭を作り上げる。おだやかですが、存在感ありです。
「お祖母さんがやったはったとおりに作ってます。塩やお醤油はほとんどつかいません。素人料理ですから」との説明。
しっかりしたもんです。
つぎは
ぼうだら。これも京都の名物ですが、海老芋は大阪の八尾近辺で獲れるそれがいいとされています。
「野菜のピクルスです」
とさりげなく挟むところがにくい。
椀物は
小松菜と豆腐と、これまたシンプルですが、身体がほっこりです。
締めに
はなびら餅とお抹茶です。これまた京都のものです。
たまたま隣り合わせになった人達と音楽話が弾みました。偶然にも、中学の同級生が東京で音楽関係の仕事をしていたのですが、彼のことを知っているとのこと。お互いに世間は狭いと、認識することしきり。
しかし、お互い名刺を持っていなくて、名前と職業を名乗ったきり。
また、どこかで再会の機が来るでしょう。
茶香房 長竹
京都市中京区先斗町三条下ル材木町189
075-213-4608
門上武司研究所サイトに↓公開中
投稿者 geode : 01:25