2008年11月14日
「杉本家」 京都・新町四条・日本料理
「京のしつらい 心をつむぐおもてなし」というイベントが、
京都市の指定有形文化財である「杉本家」で開催されました。
杉本家は、「奈良屋」の屋号で京呉服を仕入れ
関東地区で販売する他国店持京商人として繁栄した家です。
その建物が京都市の指定を受けたわけです。
現当主の杉本秀太郎さんは仏文学者として名高い方。
また娘さんの杉本節子さんは料理研究家です。
その杉本家に「京都伝統工芸協議会」に属する人達の
作品が飾られるというイベントなのです。
陶磁器、金属工芸、色紙短冊、竹材、扇子団扇、木工芸、仏具、
表装、漆器工芸、象嵌などの作品が展示されていました。
それらをじっくり見学して、料理に移ります。
料理人は「木乃婦」の高橋拓児さん。
先付けは、松葉蟹・千枚漬け・いくら・菊花とあります。
松葉蟹を千枚漬けで巻き、柚子・すだち・カボスと
三種の酸味で味わうのです。
この酸味の違いが松葉蟹とじつによく合うのです。
投稿者 geode : 02:49