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2009年11月10日
「コンヴィヴィアリテ」 大阪・新町・フランス料理
男性4名の食事会。関西の食情報の交換です。
大阪・西区新町の
「コンヴィヴィアリテ」となりました。
スタートは
スクランブル・エッグです。
中にフォアグラのムースとトマトが入ります。
コクと酸味がプラスされ、
インパクトのあるアミューズです。
釧路のカキ。
生と見紛うような火入れ。
見事です。
トマト・ウォーターや百合根などが効いています。
根室の秋刀魚。
肝から皮まで多彩に味わうことができるのです。
一尾の魚を部位毎に分解し、
それぞれに合った調理を施す。
楽しいアプローチです。
岡山の桃太郎地鶏も同様です。
ささみ、心、肝、手羽先を、
それぞれ異なる調理法でプレゼンテーションです。
ささみはたたき状態でトリュフの膜で包む。
肝はやや甘辛くと、ホント楽しめました。
魚は和歌山産スズキ。
皮目はしっかりカリッと焼き上げ、中はしっとり。
少し見にくいかも知れませんが、
スズキの上にはジロール茸と黒トリュフのピュレ。
計算の行き届いた逸品です。
肉料理は二種類です。
まずはアニョドレ(乳飲み仔羊)のロースト。
これもあばらはソテー、
ヒレとセル(鞍下)もソテーですが、
その柔らかな火入れは流石。
次の肉は、野生の青首鴨。
これは胸肉のローストですが、鉄分や血の香りが特徴。
カスレという豆の煮込みが付きます。
いい感じです。
締めには
松茸と内臓入りラビオリのコンソメです。
これにはやられました。
デザートは、
ミントのソルベにオレンジのプリン。
もうひと品、
ライチのブランマンジェが締めくくりました。
堪能したディナーでした。
久し振りでしたが、安定した実力の持ち主。
レストランで食事をする芳醇さを享受したのでした。
コンヴィヴィアリテ
大阪市西区新町1-17-17
06-6532-4880
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04年に出版されて以来、数十軒探訪した宿から今回は30軒の紹介です。
是非ともご覧ください。
投稿者 geode : 03:26