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2013年02月14日
「手音」 福岡・大橋・珈琲店
博多に行くと、何軒か訪れたい珈琲店があります。
その中の一軒「手音」です。
「てのん」と読みます。
カウンターと
テーブル席。
手回しの焙煎機でマスターが2日に一度の割合で焙煎です。
抽出方法はネルドリップ。
オーダーの通った豆をミルで挽く。
それをネルドリップに入れ、お湯を少しずつ注いでゆく。
その一連の動きがスムーズに流れてゆきます。
さまがじつに絵になるのです。
ネルドリップ内で、徐々にに豆が膨れ、
注ぐお湯の量もそれにつれて多くなってゆきます。
この日は、ストレートでマンデリンを飲みました。
苦みはあるものの、どこかクリアですっきりした飲みくち。
マンデリンの特徴をしっかり表現されています。
一緒に行ったメンバーの中に「手音」初体験が2名。
アイスコーヒーをおすすめしました。
ネルドリップで抽出するところまでは同じ動作です。
抽出された液体(コーヒー)はシェイカーに注がれます。
次の動作が面白いのです。
やや分厚い氷の板を2枚、垂直に置きます。
片面にシェイカーの底を、もう一面にシェイカーの胴体部分を設置。
コーヒーの熱さで、少し氷がシェイカーの形に溶けます。
そこからです。
マスターが片手で氷を押さえ、
もう一方の手でシェイカーを高速回転させるのです。
つまり高速回転しながら360度、冷えてゆくということなのです。
その冷えたコーヒーを、大きく割った氷の入ったグラスに注ぐのです。
コーヒーはかなり冷たくなっているので、氷の溶けてゆくスピードも緩やか。
2人もすっかりこのアイスコーヒーが気に入った様子でした。
いつも変わらぬペースで淡々と珈琲を淹れるマスターの様子をみていると、
心向きが変わってきます。
「手音」
福岡市南区塩原4-12-10
092-512-6117
投稿者 geode : 01:07