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2013年12月05日
「たこりき」 大阪・空堀商店街・たこ焼き
ようやく訪れることができた。
フランス料理のシェフ・新屋信幸さんが、
空堀のたこ焼き屋「たこりき」で
午後6時からフランス料理を作っているのだ。
「たこりき」は「豚玉」という鉄板焼き店が
プロデュースするたこ焼き店。
新屋シェフは、調理し、一品供すると
厨房を拭きながら次の仕事にかかる。
まずはチーズマラコフとグジェール。
マラコフはチーズを揚げたもの。
グジェールはシュー生地にチーズを入れたもの。
どちらもチーズをつかったスターター。
チーズのコクがうれしい。
帆立貝ロザス・カリフラワーピューレ・グリル
オレンジ・イチジクレディクション。
ロザスはバラの花形を意味し、
花びらが咲いたような盛り付け方のこと。
帆立貝がそのように広がっている。
カリフラワーのピューレがじつに軽い。
オレンジのかすかな甘さなどが生きている料理。
フォアグラナチュール・アーモンドグリル
イチジクコンポート。
久々のフォアグラのパテ。
濃厚なのだが、フォアグラを食べているという実感が。
挽き立ての胡椒の香りも効いている。
これは旨い。
たら・カマンベール・りんご・とろろこんぶ。
たらの上にたっぷりカマンベールを乗せ、
しっかり火入れするとそれがとけ出し、
タラやソースにうま味とコクを与えるのだ。
まさに新屋さんのワールド。
懐かしいのに少しも古くない。
見事。
バスク豚マネッシュ種のコンフィ
トピナンブールのブランジェール風。
一日塩漬けしたバスク豚をコンフィ。
適度に塩が効き、豚の旨みが浮き上がってくる。
マスタードを少し塗りガッツリ食べる。
ますます豚の旨みが強調される。
新屋さんの世界が広がってゆく。
付け合せのトピナンブールのブランジェール風。
菊芋の一種。
柿・サフラン・クラフィティ。
エスプレッソで締めた。
新屋さんは、今月末で「たこりき」での仕事を辞し、
次のステージに移られるとのこと。
「たこりき」
大阪市中央区瓦屋町1-6-1
06-6191-8501
投稿者 geode : 01:18