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2017年08月07日
「花いち」 名古屋・浄心・日本料理
ようやくたどり着いたという感じである。
数年前に友人から情報を得て、仲間に伝えたところ相当数が訪れ「あそこは旨い!」「最高やね」「天むすを食べないと・・」などの感想が山のように届いた。
その仲間の一人と「花いち」に足を踏み入れた。
住宅街の中、店名が分かるものが見当たらない。
期待感が膨らむ。
靴を脱ぎ、カウンターに座る。
献立がある。手書きの文字。
そこには「八千二百六十五蕃」という文字がある。
つまり、開店して以来8265日目の夜を迎えるということ。
どの料理も「食べてください」とささやきかけるようだ。
ご主人と奥様のコンビネーションが素敵だ。
酢みそ。
サザエ、げそ、青柳、パプリカ、アスパラが入る。
酢のあたりがとてもやわらかい。優しく胃袋にかろやかにアタック。
豆腐(自家)
少し舌にざらつきを感じるが、大豆の味わいが深い。
醤油をたらすと甘味がでる。この豆乳を飲むと、喉が鳴る。
水茄子・貝柱生姜みそ。
生姜みそにくるまれた水茄子の崩れ方と貝柱のうま味がいい。
だし巻き。
出汁のきいたふんわり加減が品をかんじさせる。
あなごと万願寺唐辛子。
さっと炊いた穴子の爽やかさと万願寺唐辛子のコクが見事に融和。
牛肉と茗荷の鋤焼。
やや甘めの味付け、この茗荷の存在感の大きさには驚き。
〆あじ握り。
うま味と脂分の素敵な出会いを楽しむ。
天むす。
これはこれまで食べた天むすのなかで上位にランクされる。
品格があるというか、ご飯と天ぷらのバランスの良さに感動。
味噌粕汁。
野菜がたっぷり入る。粕の甘味もポイント。
いなり寿司。
かなり水分の多いタイプ。
初めてやってきたのだが、お二人の優しさと美味に酔いしれた食事の時であった。
「花いち」
愛知県名古屋市西区児玉2-4-13
052-524-2876
投稿者 geode : 01:50