2018年03月05日
「チェンチ」 京都・岡崎・イタリア料理
ここ「チェンチ」で食べるたびに、料理のジャンルとは一体なんなのだろうと考えてしまう。
イタリア料理という看板は掲げているが、かなり和食・それも京都で料理を作ることの大切さというか、京都の空気を感じる。
坂本健シェフの出身「イル・ギオットーネ」の笹島保弘シェフが「京都イタリアン」というジャンルを確立したことに、影響があるのかもしれない。
だが、笹島さんとのアプローチは相当異なる。
京都の素材を使うことから始まり、「何故、京都なのか」「京野菜の特質はどういったものか」などの疑問を持ち、そこれら発想することが大切だと考える。
投稿者 geode : 01:16
2018年03月05日
「齋華」 京都・泉涌寺・中国料理
立地が飲食店の最大条件ではないことを教えてくれる。
泉涌寺の山門を入ってゆき、住宅地の中にポツンとある。
昼間でさえ、人通りがあるところではない。
だが、満席が続く。もちろんカウンターだけ10席のサイズだが、それでも満席が続くのはすごいことだ。
主人にして料理人の齋藤博人さんは祇園の「婆娑羅」という中華料理店で料理長を勤めたのちの独立である。
毎年、四川まで研修の旅に出かけるなど常に探求する気持ちを忘れない料理人だ。
この日はランチであった。
鯛とウニ。双方を昆布締めしてある。
そこに四川の椒麻ソースがかかる。ややピリッとした香りがいい。
いきなりテンションの上がる一皿である。
投稿者 geode : 01:14