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2018年08月31日
「ギャルリ百草」 岐阜・多治見・ギャラリー
岐阜県多治見市。
今夏、何度も日本一気温の高い都市としてメディアで紹介されたところだ。
覚悟をして出かけた。しかし、運よく28度という気温。
麻のジェケットを脱ぐことなく多治見駅からタクシーで「ギャルリ百草」に向かった。
ここは安藤雅信さんと明子さんの二人が営む。
雅信さんは人気の陶芸家、明子さんは服飾のデザイナー。
二人の審美眼とネットワークの広がりは素晴らしい。
この日は「大坊珈琲店in百草」というイベントがあった。
「珈琲屋」という大坊勝次さんと森光宗男さん(博多・美美の元主人)との
対談集の写真展も併催されていた。
まずは大坊さんのコーヒーをいただく。
25グラム50ccの大坊ブレンドだ。
かなり濃く淹れられたのだが、飲み口は軽やかである。
すっと喉を通り過ぎてゆく感じが爽快なのだ。大坊勝次さんの姿は、以前と全く変わらない。
ネルドリップでコーヒーを淹れたのちにカップにお湯を入れ、
それをもう一度ポットに戻しカップを拭く。
この流れがいつも同じである。素敵だ。
その後、カフェコーナーでランチを食べる。
グリーンサラダ。
サラダに生ハム、キウイの甘味と酸味の効いたドレッシング。
人参ラペ、有機赤ワインビネガーでマリネした優しい酸味のラペ。
茄子のポタージュスープ。
玉ねぎをじっくり炒めた甘さと茄子の香りが生きる。
上に散らしたチーズの味わいもアクセントだ。
しめじのサンドイッチ。
豆乳をベースに、種々の味わいを加えたオーガニックバルサミコ酢。
マヨネーズもオイル少なめなので、口当たりが柔らか。
しめじの味に輪郭がある。
梨は美濃加茂市の瑞々しい梨。
締めはほうじ茶金時氷。
ほうじ茶の味と香りがうれしい。
常設展示やオリジナル作品の揃え方も見事だ。
ゆったりとした時間が過ぎていった。
「ギャルリ百草」
岐阜県多治見市東栄町2-8-16
0572-21-3368
投稿者 geode : 01:26