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2019年03月15日
このは」 大阪・本町・日本料理
大阪の日本料理「このは」。
ご主人・田中さんは天ぷらをメインに据えたコースを組み立ててくれる。
天ぷらに対する研究心の深さには驚くことがある。
先付は春野菜。
うるいに菜の花、葉わさびにバチコの炙りである。
ぶりの粕汁。
身体が温まり、気持ちが豊かになる。
造りはヨコワとヒラメ。(画像を撮り忘れです。)
前菜は、コゴミの胡麻和え、ロマネスコと花豆、いなり、イワシのおかか和えなど。
季節を感じる料理が並ぶ。手間と完成度の高さ。
一つひとつの料理に込められた思いの深さを感じる。
ウニの柚子釜蒸し。タラの白子が生かされている。
この時期ならではの取り合わせ。
日本料理が季節の産物である、ということを強く意識した一品。
アワビの料理。
田中さんと一緒に出かけた地方の寿司屋で出会ったアワビに衝撃を受け、そのオマージュであった。
香りと柔らかさは鋭い。
天ぷらの材料が並ぶ。
シラサエビの頭
香ばしさで始まる。
シラサエビ。
衣がしっかりしている。海老の甘味もしっかり。
たけのこ。
適度なほろ苦さが春を告げる。
タチウオ。
解けぐあいがいいのだ。
そら豆。
弾ける春を感じさせる。
白魚。
春の味わい。
芽キャベツ。
青っぽい味わいに優しさがある。
ふきのとう。
まさに春の苦味である。
氷魚と大葉の炊き込みゴハン。
春が満載。
米粒ひとつひとつに味がある。
炊き込みご飯の醍醐味を満喫。
山芋のきんとんと抹茶。
穏やかな食事だが、気持ちがたおやかになる時間である。
「このは」
大阪市中央区南本町2-6-22 プルミエール南本町 1F
06-6243-0228
投稿者 geode : 01:02