2019年04月10日

「エグ・ヴィヴ」 北海道・小樽・パン

北海道・小樽にある「エグ・ヴィヴ」。
一軒のパン屋である。

ここを目指して北海道に旅したいと思うことがあるほどだ。
主人の丹野隆善さんは、パンを焼くために生まれてこられたのではないかと思うほどオーラがある。

訪れる時は、雪のことが多い。
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最初にやってきたのは2年前の1月末であった。
「モリエール」の中道博さんと齋藤壽さんに連れてきてもらった。
「これからの北海道のパンの世界を引っ張ってゆく一人です」と。

まさにその通りだと思う。

薪窯を扱いながらパンを焼く。
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一応温度計はあるが、丹野さんは頼ることなく、自らの感覚を信じてパンを焼く。
その姿は神々しい、と感じる。

パンの一つひとつに魂が宿っている。
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クロワッサンとパン オ ショコラ。
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麗しい焼き色。
香ばしさの後からやってくる生地のサクサク感、バターのコクなど
どれもがストレートに気持ちと胃袋に届く。
パンがなにかであるかをついつい考えてしまう。

店内に美しく並ぶパンたち。
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あまりにも魅力的で、選ぶのに苦痛さえ感じる。
胃袋が許すなら全てを食べたいぐらいだ。

自らの仕事を常に見直す。
そんなことを思いながら「エグ・ヴィヴ」の時間が去っていった、

「エグ・ヴィヴ (Aigues Vives)」
北海道小樽市忍路1-195
0134-64-2800

投稿者 geode : 01:22