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2021年01月07日
「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ
牛肉が小豆色だ、ということを
「くいしんぼー山中」で初めて知ったのはいつ頃のことだろう。
少なくとも25年は経過している。
ここから福永喜三郎商店を知り、時折近江牛を購入する。
年末恒例のタンシチューを組み込んだコースである。
厨房で主人の山中さんが近江牛を切る。
リブロースである。
これぞ小豆色の牛肉!気分が高揚する。
最初からタンシチュー。
スキッとしている、というのが口に入れた時の印象。
「1時間半しか煮ていないのです」と山中さん。
これがタンシチューなのか、という衝撃を受ける。
先ほどのリブロースを掃除するとこんな状態となる。
魚料理はヒラメ。
バターソースのコクがうれしい。
コンソメ。
クリアにして舌を包み込む味わいの深さには感銘を覚える。
これを飲むと、コンソメのスタンダードが変わる。
いよいよステーキ。
リブロースが心地よく焼かれる。
シンプルに塩、ガーリック、マスタードと順番に味が変化する。
キレがいいのに余韻が長く、香りがすっきりとしている。
日本の牛肉のレベルの高さを実感する。
噛めば噛むほど味わいが濃密になってゆく。
ビフカツはカイノミを使用。
衣に包まれ凝縮した味に舌が喜ぶことしきりだ。
サラダで一休み。
そしてハンバーグへと移る。
何十年と食べ続けているハンバーグ。
鮮度が物語る味の密度が胃袋を優しく刺激する。
ガーリックライスと呼ばれるが
牛肉の方が多いのではないかと感じる締めのライス。
ここならではの一品である。
ショートケーキで締めくくる。
牛肉の締めはこの店であり、翌年への元気をもらう。
来年の師走の日程も決まった。
「くいしんぼー山中」
京都市西京区御陵溝浦町26-26
075-392-3745
投稿者 geode : 01:00