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2021年02月01日
「木山」 京都・堺町竹屋町・日本料理
カウンターは勢いが大事である。
京都の「木山」はそれが体感できる。
カウンターの中では大将の木山さんを中心に元気なスタッフが無駄なく動く。
それを眺めることもご馳走の一つだと感じる。
柚子釜
アワビが入る。貝の出汁が生きる。
黒豆が輝く。新春にふさわしい先付である。
椀物
白味噌仕立てでハマグリのコク、えび、金時人参。
季節の恵みが満載。
造り
安乗のふぐである。
ウニと合わせて食べると相乗効果抜群だ。
カウンターで鰹やマグロ節を削り、昆布出汁と合わせる。
今や「木山」を象徴するシーンでもある。
ひきたての出汁を味わう。
香りや旨みの在り方を楽しむ。
続く椀物
甘鯛に金柑、鬼おろし、セリに大根。
まさに冬の椀物であり、身体がどんどん温かくなってゆく。
からすみ餅。
贅沢なからすみのボリュームにうっとりである。
焼き物はフグの白子。
中の旨みの塊の液体を吸い込む。
満足感は見事。
揚げ物
バチコ、数の子、くわい、堀川ごぼう。
バチコは旨み、数の子は上品な塩分と食感、
くわいはホクホク感、ゴボウは土の香りである。
ご飯に移る前にもう一品
伊勢海老で安心感がやってくる。
ご飯シリーズ。
七草粥
鯖寿司
白ご飯に削りたての鰹とじゃこに黄身。
これには唸る。
雲子のフライの玉じめ。
和風ラーメン。
麺は京都の人気ラーメン店「猪一」のもの。
締めは5種類からチョイスなのだが、結局全て制覇。
この楽しさはカウンターならではのものである。
「木山」
京都市中京区絹屋町136 ヴェルドール御所 1F
075-256-4460
投稿者 geode : 01:15