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2021年03月08日
「日本料理 柚木元」 長野・飯田・日本料理
名古屋駅からジャンボタクシーで約2時間半の工程で飯田市に到着。
「柚木元」という料理店である。
噂は聞いていた。
季節の特色を生かしたこの地ならではの料理が供されるとのこと。
庭を望む部屋だ。
この地のレモンを使ったドリンク。
酸味とほのかな甘味がいいバランス。
鹿の麻婆豆腐である。
のっけから新鮮な驚き。
ビジュアルも意外性あり、味わいは柔らかな辛さもある。
ジビエコースの麗しき始まりだ。
椀物。
山鳥(キジ科)が主役。
山鳥だけで出汁をひくという。それがもっとも山鳥を生かす方法と。
味わい深く、しっとりとした歯ごたえも魅力であった。
山の造り。
本州の鹿。辛味大根と。
これは静謐でピュアな味わい。
食後はスッキリで、香りが残る。
おやき。
中身はイノシシと紅玉。
肉汁のボリュームと甘さが程よく、逸品だと感じる。
生地は強力粉と薄力粉のブレンド。
イノシシのタン。
スモークがかかり歯を入れるたびに香りを放つ。
信州の恵みを食べていると実感あり。
野菜や金柑も見事に寄り添う。
尾長鴨のステーキとハンバーグ。
ハンバーグは半身を叩き調理。
弾力と香り。
ステーキはジビエだが爽やか。
イノシシの黒酢仕立て。
黒酢の酢豚のイノシシバージョン。
上品な味わいで嬉しい一皿。
突如姿を見せた熊の手。
小さいサイズ。
この地のソウルフードと説明を受けた塩イカ。
皮をむいたイカを塩漬けした料理を白和え。
アスパラガスとこんにゃく。
ホッとする料理。ソウルフードという意味合いがわかる。
熊の手を自家製の焼肉のタレで焼く。
ゼラチン質が融解する過程が楽しめる。
これは類を見ない料理だ。
メインは熊鍋。
月の輪熊と穴熊の二種。
脂のきれいなこと。驚愕である。
どちらもアクが出ない。
透明感のある甘さとネギの饗宴に心が踊る。
二種で甘さが異なる。
熊を食べる楽しみが増す。
熊の脂を使ったガーリックライスに鍋の出汁を使ったあんかけ。
ここでないと完成しない。
イノシシの白湯スープのラーメン。
主人と奥様の研鑽の結果である。
濃厚だがスッキリ。
最初に飲んだドリンク
マイヤーレモンのシャーベット。
ほのかな甘味で口中が爽やかになる。
なんとも貴重な体験。
また秋のキノコの季節に訪れたいと思った。
「日本料理 柚木元」
長野県飯田市東和町2-43
0265-23-5210
投稿者 geode : 01:06