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2007年05月09日
「オステリア アリエッタ」 愛媛・西条 イタリアン
愛媛県西条市に「ナイスベジタブルファーム」という農家がある。矢野さんという人物が「安心、美味しい、珍しい野菜」をコンセプトに有機農法でさまざまな野菜を作っている。この農家のことを知ったのは、京都の「トラットリア ニーノ」の関シェフから。春先に一度矢野さんの畑を訪ねたことがある。「うちは、必要とされている野菜を作るんで売り先はいっぱいあるよ」と話すユニークな人であった。
その野菜を使っているのが西条市のイタリアン「オステリア アリエッタ」です。店主は山本一守さん。かつて大阪・帝塚山にあったイタリアン「ダ・チーチョ」で修業をしたことがあるという。
西条市役所の人達とランチ。
↓水牛のモッツァレラ グリンピースのピュレ トマトの水ゼリーの前菜
モッツァレラがクリーミーで濃い味。そこに軽やかな青味が絡み、トマトのかすかな酸味がプラスされる。胃袋を強烈に刺激する一皿です。
↓ズッキーニのグリル チーズかけ
黄色のズッキーニはほろ苦く、それとチーズの旨みがうまい具合に合うのです。
↓極細フェデリーニの冷製 トマトとそら豆
微かな酸味が、野菜の味わいを高めると同時に、パスタにのどごしを与えたようだ。
↓そら豆のニョッキ ソーラ・ソーラ(チーズ)かけ
そら豆のニョッキのふくよかでじんわりとした甘みがじつにいいんです。これは旨い。チーズとの相性も流石です。ほほえみがこぼれてくるような一皿です。
↓アスパラガスのスパゲッティ カルボナーラ仕立て
これはネーミングに惹かれました。アスパラガスの個性が光ってました。
↓石鎚豚のロースト
西条市のブランド豚・石鎚豚。これがなかなかジューシィでいけます。噛む毎に味わいが増してきます。たっぷり入った野菜も楽しめるのです。
↓フランス・ブレス産鶏もも肉と新ニンニクのロースト
ブレスの鶏は旨みが濃厚。口の中で旨みが暴れ回る感覚です。新ニンニクは驚くほど匂いが柔らか。力強い一品でした。
シェフの山本さんと話していると、少しずつイタリア料理が理解されつつあるという。素材は海外のもの以外はほとんど西条で入手できると。マダムの優しいサービスも含め、楽しいイタリア料理店です。
オステリア アリエッタ
愛媛県西条市古川甲259-1
0897-53-1694
投稿者 geode : 04:48