2007年08月01日
「招猩庵」 京都・高瀬川 和食
京都の高瀬川。御池通りの少し北。京都の町家を改造した店舗が数店並ぶ。その中の一軒「招猩庵」である。高瀬川に面し、夕暮れ時などは店からもれる灯りが独特の雰囲気を醸し出す。
一階の掘りごたつ式のカウンターに腰をおろす。カウンターの上には魅力的はおばんざいが並ぶ。また壁におすすめが貼ってあるので、そこからもいくつか選ぶ。
最初に突き出しが出る。
四つに区切られた器に季節の料理が小さく盛られる。
この日は、
まずレンコンの酢の物を注文。
かろやかな酸味がいいです。
こんにゃく二種
ふつうのこんにゃくと近江の赤こんにゃく
どちらも濃厚な味付け。酒を呼ぶ。
つぎはじゃこと唐辛子の炊いたん
まさに京都のおばんざいの代表選手。
なすとにしんの炊いたんにおくら
これも京都の智恵が生み出したおばんざい。
エビをパンでくるんで揚げたもの。
パンが衣となりいい塩梅。
大根ぎょうざ
これはなかなか。大根を薄切りしてそれを皮としてぎょうざの餡を包む。なんともいえない食感も見事でした。
稚鮎と夏野菜の天ぷら
稚鮎はほどよい苦みがあり、この季節ならではの味わい。
ご主人・松本隆司さんの軽妙にして味わい深い会話がとても楽しく、あっという間に時間が過ぎてゆく。
松猩庵
京都市中京区二条木屋町下がる一之船入町537-7
逍遥遊内
075-221-3037
投稿者 geode : 06:37