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2007年08月02日
「リュミエール」 大阪・ミナミ フランス料理
大阪ミナミ・鰻谷。かっては先端のファッションやショップが並ぶエリアであったが、このところそのアイデンティティは失われつつある。そこにあって「UNAGIDANI BLOCK」は新たな展開をみせるビル。その3階にあるフレンチレストラン「リュミエール」。シェフの唐渡泰さんは、神戸の「ジャン・ムーラン」からフランスの「ラ・コート・ドール」を経て「神戸ベイシェラトンホテル」そして「神戸北野ホテル イグレックベガ兼全店舗統括料理長」。2006年12月に「リュミエール」を開店させた。
ずっと気になっていたのだが、ようやく訪れることができた。
天然鯛のステック仕立て グレープフルーツの香り(写真なし)
フランス産鶉の真空低温キュイと、フォアグラと無花果のプレス ほうれん草の乳化ソースとペドロヒメネス酢のソースを添えて
低温で火入れすることによる食感。ほうれん草の乳化ソースなど興味深いメニュー。
黒アワビのロティ ピエブルー、トランペット茸のピューレ添え オーストラリア産フレッシュトリュフの香り
アワビの香りを生かすと同時に、味わいを深めてゆく。ピューレである。
淡路産コチのコンフィ オニオンのピューレソース
アンディーブのキャラメリゼ、ブルターニュ産オマールとご一緒に
魚の火入れとピューレの相性の良さは見事。
クロワゼ種鴨のロティ ローメインレタスのブレゼ添え
“ソース・オ・ソン” “赤葡萄” “ジュ” 3種のソース
ソース三種は面白い手法。なにより火入れが的確なのがうれしい。
桃・桃・桃
桃のスープ 桃のソルべ 桃の器
同じ素材をこういう使い方もあるのかと。
オレンジの“クリーム”“グラニテ”カンパリの“ジュレ”を
オレンジの香りの器に入れて ほのかなお茶の香り
極めて現代的な料理であり、組み立てである。オーナーシェフという立場で自らの料理を作る。その楽しさをシェフが十分に理解しているなと感じた。
リュミエール
大阪市中央区東心斎橋1-19-15
UNAGIDANI-BLOCK 3F
06-6251-4006
投稿者 geode : 09:29