« 「濱田屋」 松山・伊予市 和食 | メイン | 「ひさ田」 岡山・赤磐市 寿司 »
2007年09月21日
「京都ネーゼ」 京都・木屋町三条 イタリア料理
「京都ネーゼ」。京都の、とか京都風などの意味を持つ。この店名が示すようにイタリア料理店です。
シェフは、森博史さん。カウンターが魅力のイタリアンなのです。というのは、カウンターの使い方は、まるで板前割烹そのもの。つまり、食べる側のリクエストに答えていただけるわけ。
京都産 ヤギのフレッシュチーズから始まりました。
吉田さんのレーズンパンです。
これが滅法旨いんです。チーズのフレッシュ感が素晴らしい。
「このスライサーを見た時に、店をやろうと決心しました」と森さんが話すスライサー。
じつは、これを使って自分で生ハムを切るのです。チャレンジしました。
「うちは参加型の料理店です」と笑いながら、いいですね。
その成果です。
生ハムとイチジク、ゴールデンコンビです。
淡海地鶏の内臓 軽いスモーク
白肝、背肝、丸肝、せせり、白子、鶏冠などに火入れしてから軽く煙を当てます。このスモークの器がいいんです。チップはサクラとクルミ、そこにローズマリー、タイム、ウイキョウで香り付けです。これにはやられましたね。鶏冠も可愛いでしょう。
スパゲッティカルボナーラ 淡海地鶏のキンカンと共に
キンカンはねっとり。それをつぶすとまた濃厚な玉子の味が広がる。ふんわりパルミジャーノと絡み合っていい具合になってきます。
シャラン産の鴨
器が面白い。それをいかに活用するのか。それもシェフの腕前であります。この焼き色も見事です。
デザートは
温かいチョコレートケーキ。フォンダンショコラですね。容器に入れたまま温めるので、温度が保たれる。中からチョコレートがトロリとでてきます。
エスプレッソを飲みながら、シェフといろいろおしゃべりできるのが、ここの愉しさでもあります。午前0時オーダーストップというのは、有り難い一軒なんです。
京都ネーゼ
中京区三条木屋町上ル三軒目
三条木屋町ビル3F
075-212-2129
※門上武司「食」研究所サイト上にて
『海外「食」レポート』Torino通信Vol.1 「食に保守的なイタリア人が
受け入れる新しいパスタとは?」を公開中。↓
http://
www.kadokami.com/
投稿者 geode : 08:06