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2007年10月31日
「ジォカトーリ」 京都・間之町二条・イタリア料理
「ジォカトーリ」イタリア語で「おもちゃ」という意味です。「イタリアワインとお菓子 ちょこっと料理の店」というのが、ここのキャッチフレーズ。以前にパティシエ
と一緒の食べた際に「このデザートは、ちがいますよ。レベルがすごく高い」と驚いたことがあります。
まず野菜が。
「ボリートのブイヨンで炊いた野菜のピクルス」という説明です。ボリートは、イタリアのおでんとも言われたりします。基本は肉を茹でる。その液体で野菜を煮るということになるのでしょう。その野菜をピクルスにするのですから味わいが少し濃厚です。酸味とかみ合っていい感じ。
それで仔牛舌のボリート
舌も旨けりゃ、野菜も旨い。どちらの旨みもしっかり味わえる料理です。ホースラディシュ、粒マスタード、小松菜・ケッパー・パセリ・オリーブオイルを合わせたもの。それで味の変化を楽しむのです。
生ハムとパルミジャーノのパスタ。
パスタでほっと一息入れたところ。シンプルですが安心の一皿です。
メインは
白金豚のロースト。がっつり食べました。噛むことによって味わいが楽しめる。でも脂分の旨みも堪能です。
さあ、ここからデザート。
赤いプリント黒コショウのソルベです。
そこに「シェフからの食後酒」と供されたのが味醂です。
甘く見事な食後酒。ロックにして合わします。
熟成味醂は、まさにデザートワインとかつて友人から教えてもらったことを、思い出したのであります。
赤いプリンは、唐辛子が入っており、ピリリという食べ味も素敵。
シェフの面目躍如というデザートです。
シェフの桑原正宏さんは、ホントに遊び心豊かな人物。いつも笑顔を絶やさない。その空気感が狭い店内に活気を与えています。
ジォカトーリ
京都市中京区間之町通二条下ル西側
075-212-0611
※門上武司「食」研究所サイトにて、
☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
Vol.1「日本酒の今、これからに思うこと」
☆「名店の賄い」第一回 「祇園 さ々木」
☆今月の「学会」レポート
2007年9月度「第57回 福臨門酒家 大阪店」
☆『海外通信』 Torino通信Vol.2「クリスマスが待ち遠しい!」
☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.1「五月長根葡萄園2006 エーデルワイン」
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投稿者 geode : 05:25