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2007年11月06日
「トラットリア・ニーノ」京都・河原町三条・イタリア料理
京都・河原町三条にちかい「トラットリア・ニーノ」。旧い町家を見事にリノベーションし、トラットリアに仕立てた。それも、もう3年以上も前のことである。
この日は、総勢8名、野菜をテーマにしたランチ。メンバーは、京都の若い料理人が中心である。二階の掘り炬燵式になったテーブル席。
まずサラダが出た。
はやとうり、大野芋、椎茸、紫のルッコラ、ジャガイモ、帆立などがどっさり入る。ドレッシングはクルミオイルを使用。ほとんどが大原で獲れた野菜。それぞれの野菜は、その味の輪郭がしっかりとし、瑞々しさと同時に個性が強烈である。
次はスープ。
干し空豆とアーティチョークのスープ。干し空豆の味が結構濃厚。それも基本の液体が水という。最近、ブイヨンを使わず水、もしくは野菜のブイヨンを使うところも多くなっている。そのほうが野菜の味が明確に伝わってくるからだろう。
パスタは
自家製のタリアテーレで、白トリュフと茸類がしっかりである。白トリュフの香りが素晴らしく、一気にかき込んでしまう。
メインは
カナダ産のイノシシとフォアグラをチリメンキャベツで包む。付け合わせは白ポレンタである。イノシシの脂分の甘みとフォアグラの甘みの二重奏にはやられました。野菜が欲しくなる一皿でした。
デザートは洋梨のタルトとバニラのジェラート。
(残念ながら、写真無しです。)
エスプレッソで締める。
このトラットリアの関シェフもまだまだ若く、野菜に対してチャレンジ精神旺盛で、京都大原の朝市は当然のことながら、全国各地から優れた野菜を仕入れ、それらを見事に料理に組み込んでいる。
このトラットリアの奥には、「文久」というまるで隠れ家のようなバーがある。最近ご無沙汰だが、いつもユニークな人達が集まっている。
トラットリア・ニーノ
京都市中京区河原町三条上ル
恵比寿町534-39 姉小路東入ル
075-211-3373
※門上武司「食」研究所サイトに、
11/5付
☆『海外通信』 Paris通信Vol.3「食とデザイン」 アップしました。
http://
www.kadokami.com/http://
www.kadokami.com/
投稿者 geode : 02:28