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2007年11月14日
「メキシコのディナー」 メキシコ・プエプラ
第5回世界スローフード大会。プエブラ市の国際会議場で、会議終了が午後6時。
そこから歩いてすぐのカテドラル、大聖堂でコンサート。
このカテドラルは1575年に建設が始まり1649年に完成をみたという。中央部には大きなオルガンがあるのですが、今回はそれを使わず弦楽と声楽です。なんとも荘厳な雰囲気が漂うことでしょう。
しばし気分を和らげ、サンピエトロ博物館の中庭でディナーパーティー。
天井は仮設の屋根が取り付けられ、寒さから僕達を守ってくれるのです。こういった演出は、やはり食べることを大事にするイタリア方式ですね。ここでは二階から派手なオーケストラの演奏が流れてくるのです。
では食事です。
まずはスープ。
これはアロエのようなややぬめりのある野菜をメインとしたスープ。辛さはほとんど感じません。
続いてサーブされたのが名物チレス・エン・ノガダという料理です。
冷たいのです。大きなピーマン(パプリカ)の中に挽肉、野菜、果物を詰めて油で揚げ、生クリームにザクロです。甘い料理なんです。モーレソースを使った料理と並んでプエブラの名物料理。冷たく甘い。予想をしていなかった味わいだけに、驚きでした。
そしてデザートです。
これも特別感のある味ではないです。下に敷いてあるパリッとしたチュイルが美味でした。
このように二日目の夜は過ぎてゆくのですが、ディナーが始まったのが午後9時過ぎ。終了はほぼ12時前。
食事の場を、いかに楽しく演出するのか。これが会議の後とはいえ、重要課題なんです。各テーブル毎の盛り上がりももちろんのこと、テーブル間の交流も盛んとなってきます。食を通じて、ネットワークを拡大してゆくか。スローフード運動の核がそこにあります。
※門上武司「食」研究所サイトに、
本11/14付
☆『海外通信』 London通信Vol.3「シェークスピアの国の料理本って?」をアップしました。
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投稿者 geode : 01:44