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2008年01月09日
「矢場とん本店」 名古屋・大須 味噌かつ
新春早々「あまから手帖」の旅取材で信州・諏訪に出かけた。鹿と鰻と味噌天丼を食べる旅である。カメラマンはハリー中西さん。
その帰りに名古屋下車。味噌かつ丼を食べるのは宿命のようなものであった。その日は、午後2時頃に「味噌天丼」を食べた。「味噌つながりですな」などといいながら、名古屋駅近辺に「矢場とん」は二軒あるのだが、やはり本店に向かった。
僕達は、ご当地かつ丼を求めている。じつは「あまから手帖」4月号で、これまでの「ご当地かつ丼」食べ歩きの成果を発表です。したがって名古屋を代表する「矢場とん」は本店に向かったというわけです。
日曜日の夕刻、予想通りに店には行列です。しばし待つ。客層は若いですね。おそらく僕が長老でしょう。
生ビールのグラスです。このキャラクターが可愛い。
オーダーは、
みそかつどん(ロースです)
ひれみそかつどん
串かつ
鉄板焼の4種類です。
みそかつどんに関していえば、圧倒的にロースのほうが好みでありました。味噌の持つ濃厚な味わいに対抗するには、豚肉の脂分が力を発揮するのです。
鉄板焼もかなり魅力的なメニュー。熱が加わることによって、味噌の味がより強調かつ濃厚になるのですが、それをキャベツが調和という感じです。これには白ご飯が欲しくなります。
丼の底にも、この愛らしいキャラクターが潜んでいます。
味噌かつ丼、一つの形を作った「矢場とん」。この功績は立派なものです。流行るにはきちんと理由があります。それも60年を迎えるというのですから、並大抵のことではありません。
矢場とん 本店
名古屋市中区大須3-6-18
052-252-8810
門上武司食研究所サイトに↓公開中
投稿者 geode : 07:12