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2008年01月15日
「マルミット」 大阪・天満橋 フランス鍋
朝日放送の「美味彩菜」という番組の新年会です。この番組も2005年4月スタートですから、4月で4年目を迎えることになります。ナレーションは、トミーズの雅さんと朝日放送の加藤明子アナウンサー。月曜日から金曜日まで一軒の料理店で一日一品ずつ紹介するものです。
大阪天満橋北詰近くの「マルミット」。
マルミットとはフランス語で「鍋」という意味ですが、その名の通り特徴ある鍋が、ここの売り物です。
まずは自家製のパテがでます。
フォアグラの味わいもいいです。
テーブルには薬味がずらりと並びます。トマトベース、バジルベース、ニンニクオイル、唐辛子ベースなどなど。
具材もたっぷりです。大根などは下味がきちんとついています。ソーセージ、頬肉などもいったん火が入っています。
鍋の中には鶏肉が。
これは温まれば食べることができます。このスープがブイヨンや野菜の味がしっかり生きている特筆もの。鶏の旨みもスープに浸みています。
野菜、とくにキャベツの甘さは格別です。どんどん具材を入れると、まさにポトフ状態の鍋が完成です。スープも変化し、具材もいろいろ楽しめる訳です。
そして次は、スープパスタです。具材を引き上げたところで、パスタを入れると、見事なスープパスタのできあがり。これには一同感激です。
まだまだ鍋の変化は続きます。スープを僅か残したところにフランスパンとチーズを入れると、こんどはチーズフォンデュに早変わり。これはよく考えられた鍋です。
最後は、ご飯を入れるのです。そうです。リゾットというかおじやになってしまんです。基本のスープがしっかり取ってあり、かつ様々な具材の味も含んで、スープがますます美味しくなっているのです。
たしかに鍋に締めにおじやや麺を入れることはありますが、ここまで変化が楽しめる鍋は珍しい存在というべきです。
鍋は4つ用意され、それぞれスタッフが分かれます。当然のことながら食するスピードも異なり、盛り上がりも増すというモノ。プロデューサーは「来年、みんなに喜んでもらえる店を探すのは大変です」と、すでに来年のことを心配していたのであります。
マルミット
大阪市北区天満1-8-12
青柳ビル1F
電話:06-6352-8111
門上武司食研究所サイトに↓公開中
投稿者 geode : 03:45