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2008年02月25日
「玉川」 渥美半島・田原市 食堂
渥美半島の食キャンペーンを友人のライターが手がけている。
渥美半島は「貝」の半島である。日本では珍しい横長の半島。よって内海と外海がある。ということは海水に変化があり、獲れる貝の種類も多いということでした。
昔から渥美半島には「あさりの押し寿司」があり、慶事には食していたということ。それをブラッシュアップさせた寿司も作り、大々的に売り出すこととなったのだ。
また「貝ごよみ」という可愛い冊子も完成していた。
一応、この貝キャンペーンの締めくくりとしてイベントが開催され、僕は基調講演を担当しました。
「スローフードな宿」取材で、全国を旅しているといろいろと見えてくることもおおいのです。そん経験をもとに、食による町おこしの実例を話しました。
終了後、「玉川」という食堂で貝が食べられるということで、友人のライターと街つくりカウンセラーの女性と三人で向かいました。ホント町の食堂そのもの。二階は宿になっていて宿泊も可能です。
店内には、料理名が書かれた札がずらりと貼ってあります。
あさりのメニューを注文です。
焼串あさり
あさり鉄鍋
大あさりフライ
焼大あさり
あさりみそ汁
たいらぎ貝
ごはん
焼串あさりは、小さなあさりを天日干しして作るのですが、なんとも面倒な仕事で、だんだん生産量が減っているとか。可愛い姿ですが、味は濃縮です。
あさり鉄鍋は、酒蒸しです。こっくり旨いんです。
大あさりフライは、ギュッと旨みが閉じこめられていて、これはいけます。タルタルソースが付いていたのですが、ウスターソースも良いです。あの独特の酸味と香味があさりと合います。
焼大あさりは、やや貝汁が煮詰まり濃くなっています。
たいらぎ貝は、生もいいのですが少し炙ると甘みがぐっと増すのです。
このようにたっぷり貝を堪能し、「玉川」出ると暴風雨です。到着したとき「こんへんを前線が通る」と誰かが話していたのを思い出した。タクシーに乗って豊橋駅に向かう。約一時間の行程。しだいに雨も止み、穏やかな天候に。
新幹線で京都に向かいます。名古屋を過ぎ、岐阜に入る頃から、次第に車窓の風景が変わってくるのです。雪が舞い始めます。それがスピードを増して強くなってゆく。すぐに吹雪の中を走っている感じとなり、周りは一面の銀世界です。視界が遮られるのではないかと錯覚するほどの雪です。
それが京都に近づいてくるにつれ、優しさを取り戻すのです。銀色に緑や土色が加わり、視界もはっきりしてくるのです。そして京都に到着する頃には、いつもと変わらず風景が流れてゆくのでした。
豊橋から名古屋で乗り換え京都まで。約2時間の新幹線で、しっかり風景を楽しみました。そのとき頭の中には、いろんなメロディーが流れていました。
門上武司食研究所サイトに
2/25付、
☆『海外通信』London通信 Vol.6
「フィッシュ&チップスが海を救う!?」
公開しました。↓
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投稿者 geode : 02:17