« 「博多その4」 | メイン | 「ラッフィナート」 芦屋・親王塚 イタリアン »
2008年03月17日
「旭食堂」 兵庫県・加古川 食堂
『あまから手帖』5月号(4/23発刊)の第3特集は、僕とカメラマン・ハリー中西さんの「ご当地カツ丼漫遊記」です。
駒ヶ根のソースカツ丼に端を発し、名古屋の味噌カツ丼、岡山のドミカツ丼、福井のソースカツ丼の嚆矢(こうし)、新潟のたれカツ丼などなどを巡る旅です。
そこに加えて関西のカツ丼もです。
その最終のカツ丼が、兵庫県加古川市の「かつめし」です。
静岡・浜名湖畔の宿取材を終え、そのまま加古川に直行。かねてから耳にしていた食堂に向かったのです。
加古川駅から近い商店街(つい数年前までアーケードがあった)に、いまはポツンとある「旭食堂」が目的地です。
ご主人・岩田隆造さんは「昭和45年ぐらいからカツめしはやっている。その当時は加古川に10軒ほどでしたが、いまは120軒以上あるみたい」と。
確かに、加古川のかつめしは、町おこしの加古川名物となってしまいました。
平皿にご飯とカツ(基本は牛肉)とドミグラスソースに野菜。それを箸で食べるのが、加古川のかつめしの定義です。もちろん、バリエーションも豊かになり、さまざまなスタイルのかつめしが登場しているようです。
ここ「旭食堂」のカツめしは、まさにプロトタイプです。
ご飯とカツ、ドミグラスソースのハーモニーが見事です。いいバランスで、ペロリと平らげてしまったのです。
一緒に注文した「このハヤシライスのソースが基本ですから」というハヤシライス。
これが素晴らしい味わいです。しっかりこっくりのドミグラスソース、牛肉の風味と味が見事な仕上がり。これはお値打ちの逸品でした。
詳しくは「あまから手帖」08.5月号をぜひご覧ください。
旭食堂
加古川市本町2-363
0794-22-2804
投稿者 geode : 02:42