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2008年04月08日
「聚楽台」 東京・上野 食堂
東京でスローフードジャパンの理事会がありました。
理事会前夜は、三田のフランス料理店「コートドール」でした。これは、後日アップいたします。
当日は、朝9時から友人のアートディレクターMさんと打合せ。その後一緒に10時半から上野の「聚楽台」に行きました。
ここは上野駅前・上野百貨店の二階にあるファミリーレストランの原型のような食堂です。じつは、4月21日をもって一旦営業終了し、ビルの建て替えとともに再デビューの予定です。
なんといっても、総席数340、座敷もテーブル席もあるのです。
メニューも洋食から寿司、中華までなんでも揃っています。
開店ほどなく満席です。
僕達は、ハンバーグとスパゲッティ、西郷丼を注文しました。
西郷丼は、さつまいもの天麩羅、さつまあげ、豚の角煮、鶏そぼろ、明太子、温度卵が乗っています。一応九州の産物が揃っているといわけです。まさに30年代後半の匂いが色濃く漂っています。
僕達の洋食の歴史を考えるには、まさに欠かせない食堂なんですね。
食という世界の幅の広さ、また食べる人達の思いや好みのバリエーションの広さ。人には、それぞれの事情があり、それが個性であり、他人とは違って当然ということを強く考えたのです。
ハンバーグもスパゲッティのほうが分量が多いのです。これも価値感を物語るに相応しいメニューです。
食後、二人で向かい側にわたり、上野百貨店の屋上を見ると、かすかに西郷隆盛さんの緑色した銅像が見えるのです。なんとも感動的な光景でした。
関西にもこのような感情を持つ食堂があるはずです。気をつけて探してみます。
聚楽台
東京都台東区上野公園1-57
03-3831-8106
門上武司食研究所サイトに
4/3付、
☆今月の「学会」レポート
2008年3月度「第63回 トゥールモンド」
公開しました。↓
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投稿者 geode : 07:40