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2008年05月13日
「イグレック・テアトル」 西宮・兵庫県立芸術文化センター フランス料理
西宮北口にある「兵庫県立芸術文化センター」でマリア・パヘス舞踏団を観る。
「フラメンコの女王」と呼ばれるだけあって、素晴らしい舞台であった。
一つの肉体がホールの空気を支配する。
その後、館内にあるレストラン「イグレック・テアトル」に向かう。
ここは「神戸北野ホテル」総支配人兼総料理長の山口浩さんのレストランです。
舞台を見終わった人達が順々の席を埋め、満席状態でした。
スタートはアスパラガスのスープです。
アスパラガスのチップ、アイスクリーム、ベーコンのカリカリ。
この組み合わせが絶妙ですね。
フォアグラのテリーヌ。
ブリオッシュトーストが付き、フォアグラにはビーツのジュレが。
酸味とフォアグラの旨みが素敵なマリアージュです。
黄金のセットながらプレゼンテーションが刺激的です。
ホタテの料理にはズッキーニが。キャビアの塩分も利いています。
野菜は、アスパラガス、モリーユなどにイベリコ豚の背脂です。
いわばラルドのような状態で野菜にコクと旨みをプラスしています。
甘鯛の赤ピーマンのソース、付け合わせはウニ。
ウロコを付けパリッと焼いた甘鯛のおいしいこと。
ソースやウニもいい相性です。
締めはオーストラリアの仔羊です。この見事な火入れ。
ミルフィーユ仕立てになっているのは仔羊のオーソブッコ状態です。
赤ワインとフォンドヴォーを詰めたソースが旨いんです。
チーズの盛り合わせ。
そしてデザートに。メロンの果肉とバニラアイス。
クリームソーダのような感覚です。
料理の全てが、極めて現代的なセンス。
若いシェフが、やりたいことを全力投球です。このように力のある料理を目の前に
して、次々と食べてゆくと、こちらも元気をもらうのです。
いい舞台を観て、素敵な食事。なかなか贅沢な時間の流れでした。
「イグレック・テアトル」
兵庫県西宮市高松町2-22
0798-68-0223
門上武司食研究所サイトに
本日5/13付、
☆『海外通信』London通信 Vol.9
カップケーキにハマる大人たち
公開しました。↓
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投稿者 geode : 01:50