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2008年06月04日
「小嶋屋」 横浜・三吉橋 蕎麦
神奈川近代文学館で「澁澤龍彦回顧展」が8日まで開催中。
それを見るために新横浜で降りる。
昼食を、横浜在住のエッセイスト・松山猛さんご夫妻と一緒です。
「今日は、蕎麦にします」とのこと。
連れていってもらったのが、南区中村の「小嶋屋」という蕎麦屋さん。
創業は33年という老舗。
つい数年前までは、町の蕎麦屋さんとして丼ものもあったのですが、
当主が新たな展開として、「翁」(現・達磨)の高橋邦弘さんに教えを乞い、
自家製粉手打ちそばの店になったのです。
まずは「もり」をお願いしました。
香りも高く、腰の座ったそばです。
印象は爽やかです。喉ごしよりも香りと味を感じました。
続いて「いなか」です。
これは太さもあり、噛むことによって蕎麦の持つ原始の味が
じんわり伝わってくるのです。
力強く、でも味わいは甘味や土っぽさなどを感じるのです。
締めは「さらしな」です。
ぎりぎりまで蕎麦の実を削るのですが、
これは香りというより断然味です。
それもふくよかな甘味が広がってゆくのです。
同じ蕎麦でも、これほど姿・色合い・味わいなど変化が楽しめるのです。
穴子の天ぷらも付けました。
蕎麦に天ぷら、油分と素材も味わい、これがいいんですね。
この食事を終わり、「澁澤龍彦回顧展」に向かいましたが、
この展覧会は見事の一言に尽きるものでした。
小嶋屋
横浜市南区中村町3-188-9
045-261-0391
門上武司食研究所サイトに
5/29付、
☆『海外通信』Torino通信 Vol.9
ヘルシーなのにおいしいルカ・モンテルジーノのドルチェたち
公開しました。↓
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その他、
☆「名店の賄い」
第四回 「ショコラティエ なかたに」
☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」
☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
Vol.4「野飲の醍醐味」
☆今月の「学会」レポート
2008年3月度「第63回 トゥールモンド」
も公開中。↓
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投稿者 geode : 02:17