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2008年06月23日
「ぎをん か波羅」 東京・西麻布 日本料理
東京の新店ラッシュは、関西にいると驚くべきスピードのように感じます。
情報不足かもしれませんが、新店ができるエリア、
つまり流行る可能性があるところは限られているようにも思ってしまうのです。
関西だと、地価が安かったりなどの理由で新たなエリアが自然発生的に
店が増えるということもあるが、東京は事情がことなるのでしょう。
そんなエリアの一つ、西麻布に京都から新たな店が暖簾を掲げたのです。
というか進出です。「ぎをん か波羅」です。ここは京都の会員制クラブ「ぎをん か波羅」
の出店です。大阪・北新地の「カハラ」とは、別のレストランです。
西麻布の交差点からすぐ側にあるビルの地下。
店内に入ると、その豪華なインテリアに驚くのです。
まず唐長の唐紙が目立ちます。
京都でもこんな贅沢な使い方をしているとことは少ないでしょう。
入るとバーがあります。この棚に置かれたグラスやボトル類の輝きにも少し驚きです。
聞けば京都二条の「K6」というバーの西田稔さんが監修を手がけたというのです。
店内随所に工芸品が散りばめられていて、ここまで絢爛豪華な店は珍しいでしょう。
東京在住外資系の会社に勤める仲間と出かけました。彼女も驚くばかりでした。
まずはアミューズに
かぼちゃの花のフリット、オレンジの香り。ポンテケージョ。
味来コーンのスープ、なかにはゴールドラッシュです。スープがいけてます。
次は京野菜のバーニャカウダ。野菜の味を知るには楽しいスタイルです。
あずきはたのカルパッチョ、キャビアと泡です。
あずきはたのしっかりした味わいにキャビアの塩分がピタッときます。
皿も金粉もとゴールド尽くしですね。
メリメロサラダ。あわびなどの魚介と野菜です。
食感と酸味を出すためにしば漬け、そしてぶぶあられです。
鉄板焼はフォアグラとラデッキオ、アンディーブです。
ソースはマルサラ酒を詰めたもの。右手の丸いのはタマネギ。
おぼろ豆腐は、京豆腐服部。
3種類の薬味(澤井醤油の醤油、沖縄の塩、バルサミコもろみ)
半兵衛麩の焼き生麩田楽(よもぎ麩、粟麩)
黒酢のグラニテ
京都肉のステーキ・ロース肉。霜降りが凄い。
九条ねぎ焼き。ねぎと醤油がぴったり。口直しにもなります。
トマトの冷製カッペリーニ。
「やよい」のおじゃこのおにぎり、「一保堂茶舗」のいり番茶。
これはうれしいセットです。
デザートは美山のたまごプリン
小松菜のスープ ヨーグルトジェラート添え
桃のコンポート
美山のオーガニック紅茶のジェラートでした。
かなり満腹状態で、食後バーでポート酒を一杯飲んで帰りました。
バーだけ使うという手もありです。
そういった意味では、いろいろな使い方ができる店です。
東京というマーケットの凄さを知った夜でした。
「ぎをん か波羅」
東京都港区西麻布2-25-21 西麻布2521ビル地下1階
電話:03-3409-1099
門上武司食研究所サイトに
6/19付、
☆『海外通信』Paris通信 Vol.10
ティエリー・マルクスのエクスポジション
公開しました。↓
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www.kadokami.com/
その他、
☆「名店の賄い」
第四回 「ショコラティエ なかたに」
☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」
☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
Vol.4「野飲の醍醐味」
☆今月の「学会」レポート
2008年3月度「第63回 トゥールモンド」
も公開中。↓
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投稿者 geode : 03:48