« 「グランメゾン グラシアニ」 神戸・北野 フランス料理 | メイン | 「うまい屋」 大阪・中崎町 たこ焼き »
2008年07月02日
「タヴェルナ デッレ トレ ルマーケ」大阪・西天満・イタリアン
大阪西天満はイタリア料理店の密集地です。
この「タヴェルナ デッレ トレ ルマーケ」は昨年開店。
前はフランス料理の「ル・ペガーズ」があった場所です。
入り口は、大きな窓で店内が見えるようになっています。
入って左側にテーブル席、その奥にカウンターが伸び、
右側にテーブル席というレイアウトです。
木曜日の午後8時から、男性と二人で食事をしながらの打合せ。
店内、満席状態ですが男性はわずか4名のみ。
盛り上がりは見事なものです。
まずテーブルに届いたのが、パスタの箱。
手打ち麺のサンプルです。
つまり本日の手打ち麺が一目で分かるというプレゼンテーション。
このアプローチで手打ち麺を頼みたくなりますね。
「一皿のボリュームがあるので、
お分けになったほうがいいかもしれません」とのアドバイス。
前菜2、パスタ2,メイン1としました。
前菜は
炙った長崎の太刀魚のカルパッチョ 生ウニのソースです。
脂ののった太刀魚にウニを重ねると
二種類の甘味がグッと舌を覆ってくれるのです。
確かにボリュームはたっぷりです。
舞鶴岩ガキのタリアータ モロヘイヤの海水ジュレ。
タリアータとはイタリア語で「切った」という意味です。
この大きな殻の中に切られたカキが入っているのです。
そこに粘りと塩分の利いたソース。
これをからめて食べると海の塩分が、カキの旨みを引き出しています。
淡路産活ハモのコンフィ 炭火で焼いた万願寺唐辛子のリングイネ
ハモとバーニャカウダの乳化ソース。
リングイネはやや堅めの噛み応えで、ハモや万願寺といい相性です。
乳化ソースがうまく全体をまとめています。
仔羊とトリッパ アキレス腱のラザーニャ ヴィンチスグラッシィ自分流。
ヴィンチスグラッシィという手打ち麺を使います。
あのサンプル・ディッシュの器に入っていたパスタです。
これは丸く伸ばした麺で、ラザーニャの原型となったようです。
結構濃厚ですが、トリッパの食感や旨みは充分生きています。
メインは白金豚ロースの炭火焼き。
迫力あるボリュームです。
やはり脂身の上品な甘味がいいですね。
流石にお腹がふくれてきました。
ドルチェを取らずにエスプレッソで締めました。
イタリア北部の料理やナポリの料理などが同居するのですが、
どれもしっかりした味の付け方とボリュームもありなので嬉しい一軒です。
シェフは藤田政昭さんです。
タヴェルナ デッレ トレ ルマーケ
大阪市北区西天満5-8-19 白石ビル1階
06-6311-6365
門上武司食研究所サイトに
6/19付、
☆『海外通信』Paris通信 Vol.10
ティエリー・マルクスのエクスポジション
公開しました。↓
http://
www.kadokami.com/
その他、
☆「名店の賄い」
第四回 「ショコラティエ なかたに」
☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」
☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
Vol.4「野飲の醍醐味」
☆今月の「学会」レポート
2008年3月度「第63回 トゥールモンド」
も公開中。↓
http://
www.kadokami.com/
投稿者 geode : 02:17