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2008年07月25日
「ラ メゾン・ブランシュ」 大阪・豊中 フランス料理
いまは無き大阪「ホテルプラザ」のメインレストラン「ル・ランデブー」出身のシェフは、現在も現役という料理人が多いんです。
大阪・豊中の「ラ メゾン・ブランシュ」の加藤賢一さんもそのひとりです。開店は9年前のこと。
開店してまもなく訪れてから、すっかりご無沙汰していました。ホントに久し振り。
今回は男性6名という陣容です。
アミューズは
フォアグラのクレームブリュレとリンゴのジュレ。甘味と酸味、交互に食べると口中調理の感覚で、食欲を刺激するのです。
前菜は
岩がきにシャンパンソース、サマートリュフです。少しクリームの利いたソースの中から現れたミルキーな岩がき。これは濃厚で、トリュフの香りと一緒になって旨みが増すのです。
次は
リードヴォー、ブルーチーズのラビオリ。この二つを食べるのと、ブルーチーズのインパクトが生きてきます。それに振られたオレンジピールの柑橘系の香りも印象的です。
魚料理は
甘鯛です。奥にあるのはパスタにキャビアオーベルジーヌ。ナスビのピュレを詰めたものです。ソースはトマトのエキスとバジル。パスタと甘鯛を一緒に口に入れると、相乗効果が生まれます。
キュウリのグラニテ。
じつにさっぱり。
メインの肉料理は
クロワゼの鴨です。クロワゼは、青首の味の濃さと小ガモの柔らかを併せ持った交配種の鴨。低温で火入れされた鴨が素晴らしくおいしく感動です。唸りました。チョリソのトーストといった付け合わせも楽しめました。
チーズも全種類いただきました。
アヴァンデセールは
桃のソルベにシャンパーニュです。
枝豆にピスタチオのソルベです。
なんとも素晴らしいコースの組み立てでした。豊中という立地で、平日にもかかわらず満席状態、。また、テーブルを囲む人達が、ホントにフランス料理やワインが好きな人達という空気感が伝わってきます。これはレストランにとって非常にうれしいことです。
La Maison Blanche
大阪府豊中市上野西1-8-17
06-6852-7628
門上武司食研究所サイトに
7/3 付、
☆『海外通信』Paris 通信 Vol.11
アラン・パッサールのバラのブーケ
公開しました。↓
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www.kadokami.com/
その他、
☆「名店の賄い」
第四回 「ショコラティエ なかたに」
☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」
☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
Vol.4「野飲の醍醐味」
☆今月の「学会」レポート
2008年3月度「第63回 トゥールモンド」
も公開中。↓
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投稿者 geode : 02:09