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2008年10月06日
「京、静華」 京都・岡崎・中華料理
今年の春、京都岡崎に開店した「京、静華」です。
数度訪れていますが、
毎回新鮮な驚きに満ちた料理との出会いが楽しみです。
今回は、奥の個室で8名でした。
食前酒かわりに登場したカクテル。
葡萄とキンモクセイの発泡酒です。
軽やかで爽やかな味わいがいいですね。
気持ちがぐっと食事態勢に入ります。
前菜は、9種類。これはここのスタイル。
烏賊
子持ち鮎の燻製
牛肉
蒸し鶏
サツマイモに南瓜
レンコン
茄子のピリ辛
トマト
海老
どれも輪郭がはっきりした料理です。
季節によって少しずつ内容が変わります。
次は、2種類一緒に出てきます。
左手に絹笠茸のスープです。上質な上湯が旨いんです。
そこの右手に置かれた紙包み。
開けると松茸の香りが立ちのぼってきます。
そのまま食べてもよし、
またスープに付けてもなお良しという料理です。
そして気になる料理、
フカヒレと鮑のオイスターソースに百合根と青梗菜です。
このソースに絡まった太いフカヒレのおいしさは見事でした。
次に現れたのがハンバーガー。
いやいやこれは北京の宮廷料理で西太后が好んだ料理だそうです。
ゴマパンに鴨肉のミンチを挟みます。
甜麺醤を付けると旨みが増します。鴨肉のしっとりです。
季節のスープです。
栗と白菜。干し貝柱のスープが利いています。
秋を感じさせるのですが、白菜の甘さがいいです。
鯉の丸揚げです。
最近は出会うことの少なくなった菜単。
さくっとして香ばしく、身は旨みをたたえ、骨までパリパリです。
思わず笑みがこぼれてくる一品でした。
麺は茸の手打ち麺。
ご飯はカニと白菜の炒飯。
どちらも淡いながらも満足感をしっかり味わいました。
杏仁豆腐も柔らかさ、香りとも素晴らしい。
締めはフルーツティーを何杯もおかわりして、
次第に味が濃くなってゆくのを楽しみました。
いつもスキッとした透徹な印象を受けるのです。
関西では希有な中華料理店です。
京、清華
京都市左京区岡崎円勝寺36ー3 2F
075ー752ー8521
門上武司食研究所サイトに
9/05 付、
☆『海外通信』Torino 通信 Vol.12
全イタリアを覆うローコストブーム
公開しました。↓
http://
www.kadokami.com/
その他、
☆「名店の賄い」
第四回 「ショコラティエ なかたに」
☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」
☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
Vol.4「野飲の醍醐味」
☆今月の「学会」レポート
2008年4月度「第64回 パトゥ」
も公開中。↓
http://
www.kadokami.com/
投稿者 geode : 01:25