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2008年10月14日

「一之船入」   京都・河原町御池・中華料理

京都で男性11名の会合。
そこで僕が少し「現在の食を巡る状況」を話したのちに会食です。
会場設定まで任されたので京都・河原町御池に近い
中華料理の「一之船入」としました。
オーナーシェフの魏さんに、特別メニューをお願いしたのです。

最初に「このフカヒレを使います」と魏さんがみせてくれました。
まあ、なんと立派なフカヒレなこと。
こういったプレゼンテーションも料理のうちですね。

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一品目は「わたり蟹とボタン海老の紹興酒漬け」。

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それぞれをただ漬けただけというのですが、
どちらも鋭く舌から胃袋までストレートの突っ走る味わい。

次が「特大フカヒレ姿と百合の花の上湯スープ煮込み」。

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特大のフカヒレといっても上湯がおいしくなければ意味がありません。
そしてその味がどこまでフカヒレに入っているかです。
フカヒレの繊維まで上湯の濃厚な味わいでした。

「伊勢海老四種の御料理」。
炒めて海苔がかかっています。

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野菜と一緒に炒めています。

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やや甘いタルト生地に豆のソースと

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トマトソース煮込みです。

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このように四種の楽しみ方です。

「鮮魚と松茸の上海風煮込みと北京風白エビの蒸し物」。
ほうれん草や海苔などと一緒に食べるのです。

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「海老の玉子で絡めた鮑・牛フィレ・ナマコのオイスターソース仕立」。
鮑と牛フィレ肉の旨さは格別です。

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「台湾風腸詰と新米の炊き込み御飯」。

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これにはやられましたね。
腸詰の旨みが新米に素敵なインパクトを。

「一之船入特製佛跳○」。

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これは、
佛さんが塀を跳び越えてでも食べにやってくるといわれるくらいの
美味なるスープです。

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フカヒレ、干し鮑、タツノオトシゴなど約30種類の素材を一週間煮込んだものです。

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漢方薬といってもいいもの。最初にやや苦味を感じ、そこから旨みに変わってゆきます。

デザートは、金木犀の花びらが入ったプリンです。

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あとはフルーツなど。

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なんとも贅沢な食材のオンパレードでした。
魏さんの本領発揮というか、
訪れる度にいろいろな中華料理を味わうことになるのです。

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一之船入
京都市中京区河原町二条下ル一之船入町537-50
075-256-1271

門上武司食研究所サイトに

9/05 付、
 ☆『海外通信』Torino 通信 Vol.12
  全イタリアを覆うローコストブーム
公開しました。↓

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www.kadokami.com/

その他、
 ☆「名店の賄い」
   第四回 「ショコラティエ なかたに」

 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年4月度「第64回 パトゥ」

も公開中。↓

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www.kadokami.com/

投稿者 geode : 03:04