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2008年10月24日
「じき宮ざわ」 京都・四条堺町・日本料理
昨年12月開店、まもなく1周年を迎える「じき宮ざわ」のお昼です。
まずは小芋とイクラの玉締めです。
本来なら10月末はもっと涼しくなっている季節。
たっぷり入ったイクラの味わいで、
胃袋も身体も温まるというわけです。
次は椀物。鱧の葛たたきに岩手県の天然ブナシメジが入ります。
しっかり味のついた椀物。
鱧の旨みががっしり伝わってきます。
さて、造りです。対馬のカツオ。これは素晴らしいひと品です。
カツオは非常にクリアで、香りが澄んでいます。
藻塩で十二分に美味しさが伝わります。
それを捌く所作も美しいのは、
カウンターならではの楽しみといえるでしょう。
次が名物「焼胡麻豆腐」です。
焼いた胡麻豆腐の上にはちみつと塩でといた胡麻と粒がかかります。
やや甘みはあるのですが、胡麻豆腐のねっとり感など
きちんと表現されています。
そろそろお漬け物。
そしてごはん。まずは、極く少量食します。
それはアルデンテ状態ですが、甘みを感じます。
二膳目は少し水分が飛びますが、まだ甘みが生きています。
そして三膳目。ここで従来の白ごはんの感じとなります。
ここまで白ごはんの変化を楽しませてくれる店はそう多くありません。
デザートですが、最中の皮を炭火で炙り香ばしさを際立たせるのです。
そこに小豆を入れてできあがり。
主人・宮澤さん。
まだ若い料理人ですが、カウンターの仕事を熟知した感じです。
じき宮ざわ
京都市中京区堺町四条上ル東側八百屋町533-1
075-213-1326
門上武司食研究所サイトに
10/10 付、
☆『海外通信』Paris 通信 Vol.13
コルシカ
公開しました。↓
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www.kadokami.com/
その他、
☆「名店の賄い」
第四回 「ショコラティエ なかたに」
☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」
☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
Vol.4「野飲の醍醐味」
☆今月の「学会」レポート
2008年4月度「第64回 パトゥ」
も公開中。↓
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投稿者 geode : 07:49