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2009年01月07日

「ベルクール」 京都・田中里ノ前・フランス料理

昨年末の食事です。ワイン好きの仲間が、ワインを持ち寄り、
それに合わせて料理を作ってもらう。
京都の「ベルクール」の松井知之シェフにお願いしました。

じつは、僕が長年劣悪な環境で眠らせていた
Meursault – perrieres premier cru 1980 domaine des comtes lafon
がどういった状態か知りたかったことも、
この宴の目的の一つでもあります。

料理は3日燻製のサーモンにイクラ、カニ、ブロッコリーでスタート。
燻製の香りとともにイクラなど濃厚なのですが、さわやかです。
1.nyetimber classic blend classic cuvee 2001 brut
と非常にいい相性でした。

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次は、帆立のソテー。
これには
2.bourgogne Blanc 2005 Domaine Roulot を。

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このワインが軽やかで、帆立の甘味をうまく引き出してくれました。
ここには
3a.Meursault – perrieres premier cru 2002 domaine des comtes lafon
もぴったりです。

そして穴子のロールです。ソース・ノワゼット。
付け合わせはア・ラ・グレックです。
これはシェフがひねたワインにもと考えてくださったメニューです。

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1980年のワインは抜栓した時に、
「これは難しいですね。でも香りはかろうじて生きています」との評価であった。
しかし、時間が経過するにつれ
「あれ、味も少しまろやかになってきました。いけるかも」と変わってきたのです。
そして、この穴子とは見事に寄り添ってくれるまで復活です。
3b.Meursault – perrieres premier cru 1980 domaine des comtes lafon。
もちろん、保管がよければもっと旨かったのでしょう。

次はピジョン・ラミエ。森鳩とか山鳩とか呼ばれるものです。

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モモはコンフィに、胸はロースト、内臓はキャベツでくるむ。
鉄分と肉の味わい、また部位によって香りも違います。
コンフィはおいしかったです。
ここに
4.Gevrey Chambertin Combe Aux Moines 1990 Louis Jadot

メインはシャラン産の鴨です。海老芋とトリュフソースです。

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鴨の火入れも見事でした。
ここに
5.Chateau Cheval Blanc 1995

チーズに
6.Barros Port Vintage 1991

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タルトタタンに
7.Chateau d’Yquem 1998

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いちど不可能と思ったワインがなんとか復活を遂げたのです。
不思議でした。しかしいい勉強となりました。

この日、飲んだワインです。

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ベルクール
京都市左京区田中里ノ前町59 ラヴィール1F
075−711−7643

告知です。
2009年1月18日(日)
午後1時30分〜3時
大阪・難波「カタログハウスの学校」で講演を行います。

〜スローな『食』を味わおう〜
http://www.cataloghouse.co.jp/study/

門上武司食研究所サイトに

12/19 付、
 ☆『海外通信』Paris 通信 Vol.14
      レストラン“ローラン”のケアシガニのジュレ
公開しました。↓

http://www.kadokami.com/

その他、
 ☆「名店の賄い」
   第四回 「ショコラティエ なかたに」

 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年4月度「第64回 パトゥ」

も公開中。↓

http://www.kadokami.com/

投稿者 geode : 02:02