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2009年03月23日
「グランメゾン グラシアニ」 神戸・北野・フランス料理
数ヶ月に一度食事をする仲間がいる。
別名「広域暴飲暴食団」とも呼ばれ、各地で旨い店を発見しては
随時分科会が催されるというわけです。
この日は組長に若頭揃い踏み、そこに構成員の僕が加わり、
あとは料理、ワイン好きの同好の士が集まったのです。
あらかじめワインは数本持ち込み済み。
それを参考に、グラシアニの森永正宏シェフはメニューを組んでくれたのです。
「グランメゾン グラシアニ」は異人館通りにあるレストラン。
建物も雰囲気も関西には珍しい存在です。
ロワール産ホワイトアスパラを2種の調理法で。
ゆで上げ オランデーズソース、と、網焼きにして
フレッシュモリーユ茸とフグの白子添え。
王道とアレンジ、その特徴と楽しみを味わいました。
バターは軽く空気を入れたものに英国の塩が添えられています。
菜の花のブランマンジェ 毛ガニとキャビア添え
桜の花のヴィシソワーズ仕立て。
桜のほのかなピンク色も映えます。
フレッシュ生トリュフのパイ包み焼き イベリコのラルド風味
オニオンブランシェとヘーゼルナッツ添え ジュードトリュフソース。
これは圧巻です。トリュフを食べる一つの形でしょう。
クロッシュを取った時の香りもご馳走です。
甘ダイのうろこパリパリ焼き 筍の焼きリゾットと春野菜添え
生わかめのピュレソース 昆布風味。
和の食材を使った一品です。
ブルターニュ産オマールエビのコライユ和え ほうれん草包み
ヴォライユのムースとトンカ豆のブールバテュ。
この甘みを排したソースの力とオマールの出会いは見事なモノでした。
メインは、ランド産鳩のゴボーパネ 炭火の炙り
新ジャガイモのフォンダン赤味噌仕立て 季節野菜と赤ワインのソース。
これも鳩に赤ワインのソースという組み合わせが興味深いものとなりました。
モンドールの炙り ナツメ椰子添え 天然酵母のパン2種(フリュイセックとライ麦)
神戸苺(あきひめ)と
蜂蜜風味のフロマージュブラン シブースト仕立ての苺スープ。
クロッシュドショコラクーラン仕立て
牛乳のソルベと共に キャラメルのソース ショコラのオブジェ添え
中を割ってみると……、なんともおいしそう。
プティフールとカフェ。
なかなか勢いのあるコース仕立て。
そこに種々のワインが空き、一部はソースになり、
それもまた一興なのであります。
この日は、世界で600本限定という貴重なワインもあり、
フランス料理の醍醐味を満喫したのであります。
ラストに、本日のワインの紹介です。
テーブルを囲んだメンバーの発言も刺激的なものが多く、
それも楽しいのでありました。
グランメゾン グラシアニ
神戸市中央区北野町4-8-1
078-262-6650
門上武司食研究所サイトに
2/05 付、
☆『海外通信』Paris 通信 Vol.15
日本人のケータリンググループ“スケッチブック”
公開しました。↓
その他、
☆「名店の賄い」
第四回 「ショコラティエ なかたに」
☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」
☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
Vol.4「野飲の醍醐味」
☆今月の「学会」レポート
2008年4月度「第64回 パトゥ」
も公開中。↓
投稿者 geode : 02:45