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2009年04月07日
「コクトゥーラ桜井」 滋賀・石山・日本料理
久し振りです。
かって「あまから手帖」滋賀特集で、編集者が騒いだ一軒。
幹線道路沿いに忽然と現れた日本料理店。
外観は四角い建物。内部は古民家を移築した様子。
器は現代作家のものが多く、
ご主人櫻井(さくらい)克則さんは、
年に何度か陶芸作家とのコラボレーションも手がけるのです。
先付けは、
鯛の子にふき、筍の田楽、筍の姫皮・ウルイ・ミル貝です。
春を感じさせる一品です。
椀物は、アブラメによもぎ麩、こごみに柚子の花です。
アブラメの脂の乗り具合とよもぎの相性は見事です。
また、この器が少し平べったく、かつ口当たりが凄くいいのです。
桜鯛の白子焼き。
白子の旨みが効いています。
桜そば。
ほのかに桜の香りが漂ってきます。
春という季節感がどの皿からも感じることができるのです。
わらび、メイモ、うすいえんどう、よもぎ麩などの薄葛仕立てです。
ほんとに薄い葛が全体を一つにまとめているのです。
この季節ならではの若竹です。
若布がとろとろ。
この献立は、今の季節、いろんな料理店で供される一品です。
締めは、湯葉ちりめんを入れた焼きおにぎりのお茶漬けです。
旨い。
イチゴ(紅ほっぺ)のシャーベットと三宝柑ゼリー。
生温かい桜餅。
お薄です。
器も一つひとつ吟味されたもので提供されます。
その変化も楽しみです。
近くにあれば、とてもうれしい一軒です。
コクトゥーラ桜井
滋賀県大津市国分1丁目217−10
077ー533ー3002
門上武司食研究所サイトに
2/05 付、
☆『海外通信』Paris 通信 Vol.15
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公開しました。↓
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2008年4月度「第64回 パトゥ」
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投稿者 geode : 02:05