« 「馳走いなせや」 京都市・柳馬場三条・居酒屋 | メイン | 「河久」(かわひさ) 京都市・木屋町御池・和洋折衷 »
2009年06月11日
「京料理 かじ」 京都市・丸太町・京料理
京都・丸太町烏丸西入るの京料理「かじ」です。
若き料理人達と昼に訪れました。
「かじ」は昼・夜共に値段が変わりません。
3700円、5800円、7900円の3種類。
それも品数は、それぞれ同じ10品で供されます。
「値段が違うから品数が違うというのは、私が納得できませんでしたから」と
ご主人の梶 憲司さん。
この日は、食前酒としてかりんのお酒がでました。(写真はなしです)
前菜は、八寸。
みょうがの寿司、れんこんの黄味餡、サツマイモ、新もずく、糸瓜、
トマトの土佐酢、鯛の子などです。
きちんと仕事をされた迫力があります。
椀物は鱧の葛打ちにエンドウの三日月です。
じゅんさいも季節のもの。
造りはタコ、鱧、鯛、イサキの焼き霜、汲み上げ湯葉です。
イサキと鱧は軽く火をいれるなど、手の込んだ仕事です。
焼き物はスズキと賀茂茄子です。
写真左の賀茂茄子は、柚子味噌と赤味噌の二種類で楽しめます。
右のスズキも胡瓜の餡がかかります。
口直しとしても面白い展開です。
とろろ豆腐にオクラ、万願寺唐辛子など。
献立内のさっぱり感。
炊き合わせは野菜とイサキです。
だしの味を含んだ炊き合わせは、白いご飯を呼びます。
白いご飯と味噌汁、香の物です。
デザートは写真を撮り忘れましたが、よもぎのアイスクリームです。
じつに値打ちあるコースでした。
ご主人の梶さんは「日本料理アカデミー」に属し、
海外からシェフが京都にやってきた時など、研修として彼らを引き受ける方。
「こちらが教える立場なんですが、学ぶことが多いですね」と、
いたって謙虚な姿勢が料理にも現れています。
京料理 かじ
京都市中京区丸太町通小川東入ル横鍛冶町112−19
075−231−3801
門上武司食研究所サイトに
2/05 付、
☆『海外通信』Paris 通信 Vol.15
日本人のケータリンググループ“スケッチブック”
公開しました。↓
その他、
☆「名店の賄い」
第四回 「ショコラティエ なかたに」
☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」
☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
Vol.4「野飲の醍醐味」
☆今月の「学会」レポート
2008年4月度「第64回 パトゥ」
も公開中。↓
投稿者 geode : 02:06