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2009年08月15日
「川原町 泉屋」 岐阜・元浜町・鮎料理
知り合いの噺家さんや、建築家、材木商などと
岐阜に参りました。
1日目の夜は、「川原町 泉屋」の鮎です。
5代目の泉善七さんが焼く鮎は、多くの料理人が絶賛。
ここの焼き方を参考にしている料理人の方も少なくありません。
まずは前菜です。
右上が天然鮎の熟れ寿司、その左が子持ちの雌です。
下にマリネ。グリッシーニ(ここにも鮎が入っています)。
右は野菜のマリネ。左はいかだばえ。
鮎の笹巻き寿司。これが旨い。
一尾目は長良川上流の鮎。
頭までカリッとやけて香ばしい。身はしっとりです。
左は焼いた鮎のパテ。
右は熟れ寿司の飯に生クリームを少し加えたパテ。
これはまさにブルーチーズです。
梅肉をつかったドレッシングのサラダ。
二尾目の鮎は和良川のものです。
これが凄い。はらわたは、やや苦みがあるのですが、
身の締まりと旨さは格別です。
白子のうるかを餅にのせたもの。
三尾目は和良川の下流域のもの。
これはうるか味噌田楽仕立てです。
うるかのほろ苦さをくぐり抜けてくる鮎の味わいは流石です。
味女泥鰌の天ぷら。
これは貴重です。
清流に生息する泥鰌なので、これまで食べたそれとは
まったく異なる印象です。
そろそろ終盤にかかってきました。天然鮎の煮浸し。
これにはやられました。上品ながらも力がある逸品です。
鮎ラーメン。
締めはごはんを入れ、雑炊まで楽しみます。
桃のコンポートと熟れ寿司のホワイトチョコレート。
見事です。
山椒のジェラート。
山椒のほのかな痺れ具合も素晴らしい。
「川原町 泉屋」鮎のコースは、毎年確実に進化し成長を続けています。
この日、飲んだワインです。
川原町 泉屋
岐阜市元浜町20
058-263-6788
「スローフードな宿2」(木楽舎)発売中です。
?04年に出版されて以来、数十軒探訪した宿から今回は30軒の紹介です。?
是非ともご覧ください。
投稿者 geode : 01:01