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2009年09月02日
「中善」 京都・北白川・日本料理
夕方「菊乃井」の村田吉弘さんと10月に企画している
「京都の大屋台村」と「熟成サミット」の打合せ。
終了後「菊乃井」出身の料理人が、8月に暖簾を掲げた
京都・北白川の「中善」に向かいました。
まずは八寸から。
くるみ豆腐、昆布締めの白身の手まり寿司、鱧の子、銀杏、
栗の渋皮煮、ササゲの黒胡麻和えなど美しい一皿です。
しっかりどれも味を含ませてあります。
造りは目板カレイと鱧。
この鱧、包丁の入れ方が見事で
口の中に入れた時の柔らかさが素晴らしい。
もう一品、
海老の造りです。
トマトのしずく。
椀物は鱧の豊年椀。
松茸も効いています。だしの味わい、喉を刺激します。
海老の頭を焼いたもの。
香ばしさと甘みの饗宴ですね。
目板カレイの中骨を揚げています。
これもカリッとした食感と香ばしさが嬉しい。
たたみいわしです。
ぐじのウニ焼き。
たっぷり乗ったウニは調味料のような感じで、
ぐじの味を倍加するのです。贅沢な一品。
トマトと湯葉のすり流し。
鱧と焼き茄子の鍋。
なんと両者の拮抗すること。
ご飯は、むかごご飯です。
これは炊き立て。ほくほくとおいしさが伝わってきます。
デザートは、
イチジクの赤ワイン煮込みに巨峰のシャーベット。
という献立です。
お店は、オープンしてまだひと月も経っていません。
9月からは4800円のコースや単品も始めるということ。
これから北白川というエリアを意識しながら、
どんどん変化してゆくいい料理でした。
ワインのセレクションもなかなかユニーク。
女性スタッフがワインアドバイザーで、
彼女のワインさばきも見事でした。
中善
京都市左京区北白川久保田町26
075−708−7519
新著「スローフードな宿2」(木楽舎)が発売となりました。
04年に出版されて以来、数十軒探訪した宿から今回は30軒の紹介です。
是非ともご覧ください。
投稿者 geode : 02:44