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2009年10月01日
「コクトゥーラ桜井」 滋賀・石山・日本料理
滋賀県石山にある「コクトゥーラ桜井」。
ここで第6回食と器を愉しむ会が開催されました。
今回のテーマ「思顧知森」(おんこちしん)です。
じつは漆以外の器はすべて村田森(しん)さんという陶芸作家の器を使うので、
森という字が入っているのです。
では、
先付一ツ目。
名残鱧焼き霜 下田茄子翡翠煮 ドライトマトのソースです。
器は面白い魚の形。
古染写鯰向付。
ドライトマトのソースが素晴らしい。
茄子との相性も抜群です。
先付二ツ目
比叡湯葉の卵〆 鮒寿司煎餅 銀杏素揚 喰出汁。
白磁鎬小鉢。
鮒寿司煎餅が秀逸です。
煮物椀
名月に見立てて
南瓜茶巾寄せ 雲丹射込み 白木耳 柚子の香。
欅高仙才型外透内黒塗椀。
本当にお月様を見ているような気分。
向付
本日の海の恵
ラディッシュのけん 縒り人参 莫大海水氷室 大根チリ酢 あさつき細々。
焼〆丸皿。
お凌ぎ
秋刀魚の棒寿司
黒オリーブと干し胡瓜の巻き寿司。
秋刀魚の旨さには感激。
胡瓜の巻物も良い味わい。
桐舞台皿 欅自然オイル仕上げ尺丸盆 竹製両銀朱漆箸
デルフトシェル型皿
旬菜
自家製豆腐の松茸あんかけ
古染写兜鉢
副菜
子持鮎 甲津原茗荷はさみ揚げ
骨揚げ 玉味噌ソース
骨を素揚げした鮎。
鮎もこうすると食べやすく旨味も凝縮して良いですね。
白磁線刻楕円皿
強肴
竜王町のあわび茸と菠蓮草のおひたし
黄菊花 松の実 すだちの香
堅手高杯。
口の中がさっぱりです。
主菜
高月茄子と日野町蔵尾ポークの焚合せ
鯨麩 菊菜 黒七味の香。
焼〆鉢
味を含んだ茄子が旨く、蔵尾ポークに負けていません。
御飯
永源寺舞茸のごはん
水菜細々
茶碗色々
舞茸は素揚げしてから御飯に。
良い味がでています。
写真はありませんが、
止め碗は
長芋あられ 三つ葉細々 赤出汁
水物
東近江市よこせ梨園の幸水と
ブラックオリンピアの桃ソースかけ
粉引き花鉢
菓子
百合根の焼き菓子
器はよく見るとこんな風。
可愛いデザインです。
古染付写喋向付
こんなラインナップで食事をしたのですが、
コンセプトがしっかりしているので、
料理にも力が漲っています。
食べる側も、いくつもの楽しみがあって、
ホントに有意義な時間を過ごすことができました。
コクトゥーラ桜井
滋賀県大津市国分一丁目217−10
077−533ー3002
<お知らせです>
「京の大屋台村」
10月4日(日)午前11時スタート
京都勧業館 みやこめっせ
入場無料
京都でおなじみの日本料理店、イタリア料理店、
中華料理店、フランス料理店が「みやこめっせ」に集結。
各店一皿500円の料理を供します。
参加店は
「祇園さ々木」「菊乃井」「木乃婦」「修伯」「美山荘」(以上日本料理)
「イル ギオットーネ」「カーサビアンカ」
「ストラーダ」「タント タント」(以上イタリア料理)
「一之船入」「台北城」「竹香」「マダム紅蘭」(以上中華料理)
「ビストロ スポンタネ」「祇園ブルジョン」「ホテルグランヴィア京都」
「ホテル日航プリンセス」「ボルドー」「ル ヴェソンヴェール」(以上フランス料理)
是非とも、10月4日ご来場ください。
「スローフードな宿2」(木楽舎)発売中です。
04年に出版されて以来、数十軒探訪した宿から今回は30軒の紹介です。
是非ともご覧ください。
投稿者 geode : 02:32