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2010年04月02日
「乃し」 京都・北山・日本料理
京都・北山の「乃し」で会食です。
朝日カルチャーセンターで
3ヶ月に一度のプログラムです。
「乃し」は5年前にここ北山に、
大宮商店街から移転しました。
大宮で9年、独立されて14年が経ちます。
先附です。
中には、
桜海老と独活の茶碗蒸し
稚鮎酢炊き
うすい豆腐、海老、土筆、湯葉
蛍烏賊 木の芽味噌かけ
どれも細やかな仕事がされています。
稚鮎の酢加減がやさしく見事。
暖かい茶碗蒸しが入ることで、気持ちもやわらぎます。
向附は、
桜鯛、油目焼霜仕立、針烏賊、鮪トロ
蕨、花弁人参、紅蓼、山葵
油目の焼霜が秀逸でした。
椀物です。
白魚真丈、
筍、菜の花、焼椎茸、桜麩、柚子
ダシがしっかりです。
お凌は
三宝柑蒸し寿し。
穴子、筍、木の芽。
蓋の部分を少し絞ると、
酸味がプラスされ爽やかな印象を受けます。
焼物は、
桜鱒 木の芽焼
葉牛蒡きんぴら、酢蓮根、寄南京
良い火入れです。
蒸物は
道明寺しぐれ饅頭。
蕗、揚げ葱
この葱の香ばしさがたまりません。
牛肉のしぐれ煮が入っています。
酢の物です。
鯛白子、シュガートマト ポン酢かけ
すっきり治まりますが、白子は濃厚です。
御飯です。
これぞ盛り付けも美しい、
筍御飯と木の芽。
赤出汁は
若布と貝柱。
貝柱が新鮮でした。
香物は
牛蒡醤油漬、胡瓜糟漬、
新キャベツかつろ合え、塩昆布。
甘味が供されました。
杏仁豆腐 桜ゼリー寄せ、と、
焙じ茶わらび餅。
カウンターで食べる料理とは異なりますが、
座敷でこのような献立を食べるのも良いものです。
今回はかなり攻めの姿勢を感じました。
ご主人の矢口守良さんの新たな世界が見えたようでした。
乃し
京都市北区上賀茂岩ケ垣内町32
075-702-7733
投稿者 geode : 02:48