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2010年04月14日
「助六」 岐阜・関市・蕎麦屋
奥飛騨の新平湯温泉の宿取材を終え、
岐阜県関市の蕎麦屋に向かう。
ちょうど正午。
名前は「助六」です。
もう何度も訪れているのですが、ここ2年ほどはご無沙汰。
岐阜の友人から
新しい献立が増えている、という情報が届いていました。
前日に電話を入れると
「ちょうど山菜がいっぱい入ってます」と
店主の小林さんが明るい声で対応してくれました。
テーブルに山菜がどっさり置かれました。
「ホントこの2〜3日のことです。
それまで無かったですから」と。
まず山菜の先付け。
からし菜がすこぶる辛い。
「これは酒が要りますね」と同行のカメラマン、ハリー中西さん。
そばがきの天ぷらがきました。
これは旨みが充溢しています。
ねっとりとした食感も素敵。
山菜の天ぷら。
アズキ菜が旨いのです。
こしあぶら、蕗の薹、こごみ、たらのめ、筍など。
ほろ苦さが青みなど、
まさに春を告げる香りと味わい満載の一皿です。
釜あげそばです。
これがいけるのです。
少しねっとりした口当たりに甘みが混じるのです。
この釜あげそばがお気に入りとなったハリーさん。
続いて登場したのが
「円空なた切りそば」です。
少し薄めに打って、
それをまるでナタで切るよう包丁でトントンと切ったそば。
きしめんのような形状です。
これは噛むと甘みがぐっと出てきます。
食感などとともに大きな驚きとなりました。
そしてすっかり気に入りました。
店主の小林さんが彫った円空です。
僕たちのテーブルにありました。
久しぶりに訪れました。
メニューのラインナップもこんな風。
常に前進続ける小林さんは、実に魅力的でした。
助六
岐阜県関市本町8-27
0575-22-2526
投稿者 geode : 03:00